
在宅ワークって詐欺ばかりで怪しそう……
安全な在宅ワークってあるのかな
在宅ワークに興味はあるけど、ネットで検索してみると怪しいものがたくさんあって、踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
たしかにSNSなどと「在宅ワークでカンタンに稼ぐ!」といった広告をたくさん見かけると、「できたらいいな」と心がザワつきますよね。
そこで、在宅ワークを実践している私の視点から、在宅ワーク詐欺の手口や注意する方法を解説していきます。
この記事でわかる事は以下の通り。
- 在宅ワーク詐欺のとはどういうものかを知る
- 在宅ワーク・在宅Webライターで詐欺被害にあわないため方法を知る
私は在宅ワークで働き出してから5年、在宅Webライターとしては8カ月の経験者です。
Webライターを始める前に、いわゆる「おいしい話」にひっかかり、お金を使ったこともあります。
そんな経験から、「誰でもすぐにできる」「簡単に高収入が得られる」仕事って存在しないんだなと思っています。
収入を得るにはそれなりの努力(人によっては努力と感じないこともありますが)、技術を身につける時間が必要です。
私にとって在宅ワークは快適な仕事の方法です。
「怪しい」「怖い」と思って挑戦できないでいる方に、少しでも安心材料が伝えられたら幸いです。
在宅ワークは詐欺が多いのか

在宅ワークでネット検索やSNSを調べていると、さまざまな広告が目に入ります。その中には、確かに詐欺であるものも混じっているようです。
つい「カンタンに稼げるなら……」「何の取り柄もない私でも稼げるなら……」とクリックしてしまう気持ちは、誰もが持っているものですよね。
ここでは「在宅ワーク」という働き方は、世間でどう思われているかを見ていきます。
消費者庁でも注意喚起している
「誰でも1日に数万円稼げる」といった副業マニュアルなどについては、消費者庁からも注意喚起が出されています。
他にもインターネット関連のトラブルについても、キャンペーンページがあります。
ここに出てくる広告や勧誘の手法は、日常生活でよく見かけます。これらの詐欺にあってしまい、高額な支払いをしてしまったという人が増えているのも事実です。
「在宅ワーク=怪しい仕事」ではない
在宅ワークは怪しい仕事ではありません。
しかし、詐欺被害のニュースが世間に配信されると、「在宅ワークって怪しい」という風潮や評判が高まります。

悪いニュースって影響力がありますよね
本来の姿が見えなくさせる面もあると感じます
すると親やパートナー、友人から「在宅ワークで仕事を探さない方がいい」「だまされるよ」「危ないよ」と言われてしまうため、気持ちが揺れている人は、一歩をふみだしづらくなるでしょう。
在宅ワークをしたいと考えていても、周りの人に理解してもらえないと、なかなか実行に移せなくなるのは人情ですよね。しかし、それでは在宅ワークを始めることはできません。
在宅ワークの求人は企業からも広く募集されていますし、フリーランスで仕事をしている人も多くいます。
在宅ワーク詐欺に遭遇しないためには、手口や注意点を知ることが重要です。
詐欺の知識を持ち、回避するスキルを手に入れられれば、在宅ワークのメリットを活かした生活を送れますよ。
在宅ワーク詐欺のよくある手口

在宅ワーク詐欺は、結局のところ、最後に高額な金銭や個人情報を要求してきます。その過程にさまざまな手口があるのです。
よくある手口を知っていれば、瞬時に詐欺だと見分けがつきます。いくつかの事例を見てみましょう。
不自然なほどの好条件を提示してくる
「誰でも1日に○万円稼げます」「未経験でも高収入がもらえる仕事」などは、怪しいと疑いましょう。
短期間に高収入を得られる仕事は実際にあるかもしれませんが、それは誰にでもできることではありません。
それにそんな誰がみても「おいしい仕事」を、一般募集しているわけがありません。本当に簡単に高収入を得られる仕事なら、広告などを出さなくても人材は集まるはずです。

広告に経費かける意味はないですね
どうしても好条件をうたう募集が気になる場合は、会社情報や口コミ、評判をしっかり調べてみましょう。
契約時・契約後に多額のお金を要求してくる
これはWebライターやWebデザイナーなどで被害がある詐欺です。
最初は、よくある仕事として報酬が支払われたり、契約したりして安心させます。
その後「評判がいいから」「もっと稼ぐために」「継続してするべき」と、ホームページ制作費やレンタルサーバー契約費などを請求してきたり、さらに追加で改良費や増設費などを請求したりしてきます。
数百万円単位で請求されることもあり、借金するように迫られる場合もあります。
本来これらの経費は、運営者側が支払うもので、WebライターやWebデザイナーが払うものではありません。
「あなたならもっと稼げるよ」といった誘惑の強い言葉に注意する必要があります。
情報商材を購入させる
私は、情報商材自体はすべて詐欺だとは思っていません。実際に買って仕事の役に立っているものもあるため、すべてをひとくくりにすると、それも危険ではないかと思っています。
しかし、その中でも「これって詐欺だな」という情報商材もあります。
よく見かけるのは、安価な情報商材を買わせて、後から高額商品を売る手法です。
在宅ワークを始めるノウハウが書かれた比較的安価な情報商材を販売し、購入した人の個人情報を手に入れます。
最初の商材はほとんど役に立たないほど中身がなく、本格的に稼げるための手法が書かれた高額な情報商材の購入や、高額ツールの契約を促されます。
こちらも口コミや評判を調べることで、トラブルを回避できるでしょう。
キャッシュバックをチラつかせる
「高収入の在宅ワークには、必要なツールやサポート、紹介料などの初期費用はかかる。でもキャッシュバック制度があるから、損はしないよ」と勧誘してくる詐欺の手法があります。
登録された個人情報を使って、有料サポート・サービスなどが必要だと勧誘されます。
キャッシュバックはかなり厳しい条件付きで、それを達成するためには別な有料サポートがさらに必要だと説得されて、購入を促されます。
完全無料で高収入を得られるサポートなどは存在しないため、キャッシュバック制度があっても申し込みをしないようにしましょう。
具体的な仕事内容がわからない
「1日で○万円が稼げる」「誰でもできる簡単な作業で高報酬」などのコピーは大きく宣伝されていても、実際にする仕事内容がどこにも書かれていない広告があります。

誰でもできることだから、広告に書けないのかな?という心理を
巧みについてきてますね
これは詐欺手法のよくある手段で、「特別なスキルがなくてもできる、簡単な作業」がなにかはずっと分かりません。
このような広告はSNSなどでよく表示されますが、安易にクリックしないようにしましょう。
在宅Webライターがクラウドソーシングで注意していること

在宅ワーク初心者は、クラウドソーシングに登録することをおすすめします。私もWebライターを始めるとき、大手のクラウドソーシングに登録しました。
大手のクラウドソーシングは利用者が多く、実績も豊富にあり、悪徳業者が入ってこないように対策が仕組み化されています。
それでも仕組みのスキマをぬって、怪しい業者に出会う可能性があるため、警戒を怠らないようにしましょう。
ここでは、私がクラウドソーシングに登録しているWebライターとして、実際に注意していることを紹介します。
企業ならサイトを確認・過去の評価をみる
応募したい案件を見つけたら、必ず所在の調査と過去の評価を確認しましょう。
依頼主が企業であれば、企業サイトや、運営しているサイトなどが掲載されているはずです。もしくは企業名でネット検索して、架空の企業でないかを確かめましょう。
その折、同名の企業があるかもしれないので、十分気をつけて調査してください。
個人なら過去の評価やコメントをすべて見る
個人が募集している案件の場合は、過去の評価やコメントを必ずすべて確認して、実績の中で悪い評価がないか確かめましょう。

私は評価欄をひたすら見ます
ほとんどは定型文ですが、悪い評判はしっかり書かれていることが多いです
クラウドソーシングには、自前のサイト運営をしている個人ブロガーや、企業や大手ブログから依頼された個人ディレクターからの募集案件も多く掲載されています。
すでに運営されているブログがある場合は、どのような内容かを確認します。
新しく立ち上げるブログの記事依頼の場合は、過去の評価や実績などから判断しましょう。
業務内容や報酬額が明確か確認する
業務内容や報酬額の項目に書かれていることが明確ではない場合は、応募を見送ることをおすすめします。
私がWebライターの案件で、見落とさないようにするのは、おおよそ以下の項目です。
- テストライティングの報酬額はいくらか
- 継続する場合の報酬額はいくらか
- ライティングのみの依頼か
良質なクライアントは上記の項目などをしっかり明記してくれているため、きちんと見分けられるようにしましょう。
SNSに誘導されたら断る
「初心者向け」と掲載されている案件の中には、怪しい業者がいる可能性があります。記載されている業務内容は簡単でも、のちにSNS登録をすすめてくることがあります。
「業務の詳細は、Line登録してもらった後にお伝えします」など、巧妙に誘導してくるでしょう。
登録してしまうと「高収入を得るための研修受講」を勧められたり、「高収入を得るために必要な商品」の購入を促されたりすることも。
クラウドソーシングのサイト内での勧誘行為は禁止されているため、悪徳業者はさまざまな理由をつけてSNS登録に誘導してきます。
SNSに誘導されたら必ず断り、その依頼主からの依頼は引き受けないようにしましょう。
報酬が仮入金されてから仕事を開始する
Webライター初心者の場合、自分の書くスピードが遅く、受注した案件が納品日に間に合うか不安に思うこともありますよね。
そうであっても、報酬が仮入金されたとクラウドソーシングからの連絡を受け取ってから、執筆を開始しましょう。
報酬が仮入金されず、案件自体が無くなる可能性があるからです。
「初心者向け」と募集する悪徳業者は、SNS登録や個人情報などのために募集をかけるため、受注した案件は仮入金がなされず消滅してしまいます。
悪徳業者でなくても、新規ブログの開設が頓挫する可能性もあります。
依頼主をしっかり調査し確認していても、仮入金があるまでは警戒を怠らないようにしましょう。
住所や電話番号・個人情報は絶対に教えない
クラウドソーシングに登録する際に記載する個人情報は、依頼主は閲覧できません。
もし依頼主とのやり取りの中で、住所や電話番号などの個人情報を聞かれても、気軽に教えないようにしましょう。
「教えないと仕事がなくなるかも……」と思うかもしれませんが、良質な依頼主は他にもたくさんいるので、仕事はいくらでも探せます。
個人情報を知られることは大きなリスクがあるため、絶対に教えないようにしましょう。
在宅Webライターで怪しいと感じた体験

私はWebライターを始めた当初に、クラウドソーシングの案件で「これは怪しいな……」と感じた体験をしました。
生来の疑り深い性格で踏み込まずにすみましたけど。

これはだまされるかも……と巧妙さを感じました
似たようなことがあったら警戒してほしいので、体験をお伝えします。
化粧品サンプルのアンケート記事でサンプル購入を求められた
クラウドソーシングに登録して最初に受注した案件は、化粧品サンプルのアンケート記事でした。私は受注できたことがうれしくて、浮かれていました。
そのときにChatWorkでやり取りをしたいと依頼主に促され、ChatWorkで詳細を依頼されました。アンケート記事は1時間程度で完了しました。
そして、その次に連絡があったとき、ChatWorkで直接依頼がありました。
依頼内容は、高額化粧品のサンプル購入をするモニター記事でした。サンプルの金額は5,000円程度で、報酬額を大きく上回っていました。サンプル金額は、報酬と一緒に振り込まれるから実質無料と説明されました。
でも私は断りました。クラウドソーシング外でのやり取りであって、報酬が支払われる保証はないからです。
「承知しました。ではまた機会がありましたら〜」とすんなり連絡は途絶えました。
FX口座の開設体験記事でLine登録を要求された
次に出会った怪しい依頼主は、FX口座の開設体験記事を応募していました。
「初心者向け」と書かれていながら単価が高い募集で、私は高額報酬に釣られて応募してしまいました。すぐに受注できて、このときもうれしくて浮かれていました。
しかし次の連絡で、Line登録を促されて目が覚め、すぐに断りました。
悪い評価を書かれることを警戒しましたが、特に何もありませんでした。
在宅ワークは数日で高額報酬を受け取れるものではない
在宅ワークに関する詐欺のほとんどは、「誰でも」「簡単に」「数日で」「高収入」といった甘い言葉で勧誘してくるものです。
Webライターしか経験していない私の見解ですが、在宅ワークは「誰でも」「簡単に」始められても、「数日で」「高収入」は得られないと認識しています。
残念なことに、在宅ワークをしたいと考えている人をターゲットにした詐欺は、年々増加しているのは事実です。
これから在宅ワークを始めたい人は、きちんと在宅ワーク詐欺の知識を持って、最初の一歩を踏みだしましょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
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