
Webライターを始めたけど、つらくて挫折しそう……
もうWebライターをやめようかな……
Webライターを始めたものの、記事を書くのは大変だし、収入も微々たるものだし、心が折れそう。
続けないとお金にならないことは分かっているけど、でもどうすればいいかもわからない……。
Webライターって闇業界かも……もうぜんぶ投げ出したい……という気持ちになっている方、いらっしゃいませんか?
そんなWebライター初心者の方が、向き合っている問題にどう対処すればいいかを具体的に解説していきます。
この記事でわかる事は以下の通り。
- Webライター初心者が闇を感じて挫折する理由とその対処法
- 挫折しないための考え方・心構え
私もWebライターを始めた当初の3カ月間はつらくて、「これっていつまで続くの?」と思っていました。
それが3カ月目、良質なクライアント3人に出会い、急に目の前が明るくなりました。
執筆のつらさがなくなったのではありません。クライアントとのやり取りがスムーズになり、多くはないですが安定した収入が得られるようになり、心が軽くなったからです。
ここで紹介する内容は、私が3カ月間に感じたつらさと対処してきた方法、こうすればよかったんだと実体験から学んだ方法を解説していきます。
Webライター初心者が挫折する7つの理由と対処法

Webライター初心者が「つらい」と感じる理由は、複数を同時に感じることもありますよね。
つらすぎて頭がゴチャゴチャして、じっくり考えられないときもあるでしょう。
そんなときは、ここに書いてある対処法をひとつずつ実践してみてください。
原因①:仕事を受注できない
Webライターを始めたばかりは、誰もが受注に苦戦します。
応募してきた人に実績がほとんどないと、依頼する側は実力を判断できません。ですから、わかりやすい実績のある人に発注しがちです。
こうしてWebライター初心者は、いくら応募しても仕事を受注できない日々が続くことになり、挫折してしまいそうになります。
対処法:応募案件を増やす
まずは小さくてもいいから、実績を作ることを考えましょう。
クラウドソーシングの単価の低い「初心者向け」と書かれたプロジェクト案件などで、まずは3件の実績づくりを目指します。
応募するコツは、掲載されたばかりの応募数0件の案件をねらうことです。
クライアント側もどのくらいの応募が集まるか、不安に思っています。そのため、早く応募してくれる人に好印象を持ちます。
場合によっては、応募人数が集まり次第、予定よりも早く募集を締め切ることも。
1日に応募する案件の数は、最低でも5件、できれば10件を目指しましょう。それを5日間続けてみてください。
それで受注できない場合は、プロフィールを見直して、再チャレンジしてみましょう。
原因②:低単価の仕事しかできない
受注はできても、低単価の仕事でモチベーションが続かないで、挫折しそうな方もいるでしょう。
クラウドソーシングの「初心者向け」と募集されている案件は単価が低く、必死に書いても、時給にすると100円とか300円とか。

やっぱり外に出て、パートやアルバイトした方がいいのかも……
と何度も思いました
そんな方で、これまで3件以上納品できているなら、2つの対処法を試してみてください。
対処法:実績を掲載する許可をもらう
クライアントに対し、自分のポートフォリオまたはプロフィールに、実績として記事を掲載する許可をもらいましょう。
ポートフォリオに載せる実績を増やせば、次の応募案件でクライアントにアピールできるからです。
記事の所有権はクライアントにあるため、許可なく勝手に掲載することは絶対にしないでください。
すぐにOKを出してくれるクライアントもいれば、「申し訳ないがダメです」というクライアントもいます。なぜなら、無記名のWeb記事はリライトされる可能性があり、その記事を「書いた人」とはいえないためです。
ポートフォリオはダメでも、提案文(応募文)ならOKの場合もあります。
こうして実績数を増やし、他の初心者Webライターと差別化していきましょう。
対処法:文字単価の低い案件に応募しない
たとえ初心者であっても、クラウドソーシングでは文字単価が0.5円以下の案件には応募しないことをお勧めします。
文字単価0.5円以下の案件では、あまりにも時給換算が低すぎて、執筆するモチベーションが保てません。
それに単価設定の基準はクライアントのさじ加減です。0.5円を受注できる人と0.7円を受注できる人とは、それほど実力に差はありません。
Webライターの評価はライティング力だけではなく、リサーチ力やコミュニケーション力も含まれています。初心者だから、経験がないからといって、単価の低い案件に応募する必要はないのです。
初心者が受注できるかどうかは、タイミングの良さや運もあるため、数多く応募することをおすすめします。
原因③:書くのに時間がかかる
受注はできたものの、3,000文字書くのに数時間〜数日かかり、執筆の遅さに絶望する方もいるでしょう。
Webライターを始めたばかりの頃、執筆に慣れない頃は、誰もが同じ思いをしています。
最初はリサーチするだけでも数時間かかります。
でも大丈夫! 慣れてくると少しずつであっても、リサーチや執筆スピードは上がっていきます。
それでも、なかなかスピードが上がらずつらく感じるなら、以下の対処法を意識してみましょう。
対処法:文字数の多い案件を避ける
クラウドソーシングで応募する際、文字数の多い案件を避けて応募しましょう。
少なめの案件から始めて、慣れてきたら文字数の多いものにシフトしていくと、気持ちも楽に執筆できます。
300〜500文字程度のタスク案件から始めて、慣れてきたら1,500〜3,000文字程度の案件に応募してみましょう。プロジェクト案件で多いのは5,000文字程度なので、そこを一旦ゴールとして目指します。
おすすめなのは、執筆するときに時間を測ることです。
自分の執筆スピードがわかると、受注できる案件数が割り出せるため、複数の案件に応募しやすくなりますよ。
原因④:やることが多すぎる
Webライターの案件を受注して「やることが多すぎる!」と感じる人も多いのではないでしょうか。
執筆するだけでも大変なのに、リサーチ・記事構成・レギュレーションのチェック・誤字脱字のチェック・推敲・画像選定など、納品にたどりつくまでの道のりが長く感じられることもあるでしょう。
Webライターの仕事が書くことだけだと思っていたなら、始めてみるとびっくりしますよね。
1記事納品するだけで気が遠くなる場合は、対処法を検討してみてください。
対処法:記事構成を作らない案件に応募する
執筆以外の作業を減らすために、記事構成を作らない案件に応募するようにしましょう。
クラウドソーシングの案件を詳細にみていくと、記事構成がすでに用意されている募集も多くあることに気づきます。
文字単価1円以下の案件では執筆に特化した案件が多いため、それほど時間をかけなくても見つけられますよ。
ただ、Webライターとしてある程度の収入を得たいと考えるなら、どこかのタイミングで記事構成を作る技術を身につけることをおすすめします。
誤字脱字チェックは無料ツールを頼る
誤字脱字のチェックは無料ツールを使うと、かなり時間を短縮できます。
おすすめなのは、複数のツールを使うことです。それぞれチェックする項目が微妙に違うため、精度の高いチェクができます。
さらに校正についてはコツがあります。最初は大変に感じるかもしれませんが、別記事の項目に沿って、ひとつずつチェックしていきましょう。
文章内容の見直しは、自分の目で確認してください。読んでいて違和感のある文章は、ツールでも見つけられません。
すべてのチェックが終わったら、最後にもう一度、読み込むようにしましょう。

原因⑤:クライアントと相性が悪い
クライアントからフィードバックをもらった際に、ダメ出しの言葉がきつかったり、納得がいかない修正だったりして、自分を否定されたように感じて傷ついてしまう場合があります。
人とのやりとりがある仕事では、ある程度は仕方ないことです。どちらかが悪いという、単純なことではないかもしれません。
Webライターは在宅ワークですることが多いため、クライアントと会わなくて済むメリットがあります。
しかし、顔も見たこともない人とのやりとりは、相手の本当の感情がわからず、誤解を生みやすいでしょう。クライアントの強い言葉も、それほど悪意があるものではないかもしれません。

冷静に考えれば、わかるんですけどね……
でも感情はコントロールできないから悩むんですよね……
それでも、クライアントと相性が悪い、このままではつらすぎると感じる方は、以下の対処を試みましょう。
対処法:納品まで頑張り、次はていねいに断る
引き受けた仕事は、納品までは頑張ってやり通しましょう。悪態をつきながらでもいいですし、都合よく人格をイメージしてもいいと思います。
途中で投げ出してしまうのは、今後のWebライターとしての活動を考えると、あまりおすすめきません。
いよいよ納品が終わったら、そのクライアントと離れましょう。もし再度依頼があっても、ていねいにお断りします。
継続案件の場合は早めに継続できない理由を告げて(他の案件に注力したい、体調が……など)、期限を区切って決別しましょう。
原因⑥:自分の好きには書けない
Webライターの案件で記事を書いていると、自分の好きなように書けないストレスを感じるときがあります。
その理由は、私は2つあると考えます。
クライアントからのレギュレーションが多い
クライアントによっては、レギュレーション(執筆方法のルール)の分量が多く、守るのが大変に感じる場合があります。
Webライター初心者は、指定された文章量を書くことだけでも時間を取られます。それにもかかわらず指示項目が多いと、文章をまとめる労力がさらにかかり、ストレスを強く感じるでしょう。

私は今でも四苦八苦しながら納品するときがあります
少しづつ慣れてきましたけどね……
自分の意見をほとんど入れられない
Webライターの案件で無記名の執筆の場合、自分の意見はほとんど求められません。記事のテーマや結論にそった文章が求められます。
クライアントが示す結論やユーザーに求める行動に対して、Webライターが異なる意見を持っている場合、違和感を持ちながら執筆することがあります。
特にWebライター初心者は仕事を選ぶ余裕もないため、自分の考えと異なる記事を執筆し、ストレスを感じる方もいるでしょう。
対処法:ブログを始める
自分の好きに書けないストレスを解消するためにおすすめなのは、ブログを始めることです。
自分で運営するブログでなら、自分の意見を書いても誰にも迷惑がかかりません。
Webライターがブログを運営することは、ライティングの練習ができたり、ポートフォリオとして活用できたり、ワードプレスの入稿方法の知識を得たり、さまざまなメリットがあります。
自分の意見を抑え込んでストレスを感じるなら、自分の言葉を書く場所を作ることで解消しましょう。
原因⑦:書くための時間を作り出せない
Webライターをしている人の中には、書くための時間を作り出せないという悩みを抱えている方もいるでしょう。
育児や介護などと並行していたり、副業としてWebライターをする場合、執筆時間が限定されます。
しかし、ある程度の収入を得るためには案件数をこなす必要があり、時間の確保は重要な課題です。
そこで、単発案件が5件ほど納品できたら、継続案件に応募することをおすすめします。
対処法:継続案件に応募する
短い労働時間の効率を上げるために、継続案件に応募しましょう。
継続案件であれば毎月のスケジュールを決めやすいからです。
毎月初旬にテーマの指示がきて、いつまでに構成案を提出すべきか、納品は○日まで……など、おおよその日程が決まってきます。
そうすると生活の段取りがつけやすく、記事を書く時間を確保しやすくなります。
継続案件でクライアントと信頼関係を構築できれば、大量受注してもらえる可能性も出てくるため、やりがいも感じられますよ。
Webライター初心者が挫折しないための考え方

すぐに稼げると思わない
Webライター初心者が最初につらく感じるのは、収入が労働時間に見合わないことでしょう。
最初からすぐに稼げるとは思わないこと、誰もが経験することだと割り切るしかありません。
書くことを続けていれば、徐々にライティングスキルやスピードは上がっていきます。
できるだけ早く自分の望む収入を得るためには、Web記事特有のライティング方法を身につけることが必要です。
私は書籍やブログ情報と並行して、教材を使って勉強を続けています。
お金以外の目的をもつ
Webライターのモチベーション維持の方法として、お金以外の目的を持つことを考えるのもおすすめです。
Webライターの仕事は、誰かの悩みを解決する記事を書くことです。記事を書くこと自体が誰かの役に立っていると思うことも、やりがいにつながります。
他にも、いつか本を出したい、自分を表現したい、アフィリエイターになりたい、YouTubeのシナリオを書きたい、仕事でプレゼンを成功させたいなど……。

夢や憧れていること……ありませんか?
文章を書くことに他の目的を持つのも、ライティングを上達させるモチベーションとなるでしょう。
他のWebライターと交流する
他のWebライターと交流して、さまざまな意見や仕事内容を知ることも、挫折しないためには有効な手段です。
Webライターはひとりで仕事をすることが多いため、「なんで自分だけ……」と閉塞感や孤独感を覚えることがあります。
そうならないためにも、SNSやコミュニティを利用して、他のWebライターの現状を知ったり、質問ができる場所を持つことも考えてみましょう。
Webライターを続けていれば挫折は乗り越えられます
執筆の回数を増やすことがライティング力が上がるための近道であり、ライティング力が上がれば、収入は増えていきます。
Webライターを続けていれば徐々に経験値が増えていき、挫折は乗り越えられます。
前述した対象法を参考にして、つらい時期を乗り越えていきましょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめの教材を詳しく解説しています。ぜひご覧ください!