
プロフィールの書き方を知りたい
実績がない場合はどうすればいいの?
Webライターになる決意をして、とうとうクラウドソーシングに登録!という方が最初につまづくのが、プロフィールの書き方ではないでしょうか。
クラウドソーシング登録が初めての場合、なにを書いたらいいのか分からないですよね。
登録名や写真など、どうすればいいか迷う方も多いでしょう。
クラウドソーシングに登録するプロフィールは、仕事を受注するためにとても重要なものです。
この記事でわかる事は以下の通り。
- プロフィールの書き方がわかる
- プロフィールの使われ方がわかる
- 実績がない場合の書き方がわかる
私もまったく初心者で実績0の状態で、クラウドソーシングに登録しました。プロフィールの書き方を、今のあなたのように、検索して同じように調べて書きました。
あの頃の私は、とにかく1件でも仕事が受注できれば、見える世界が変わるはず!という思いでした。
いろいろ考えた末に自分流にアレンジして書いた結果、クラウドソーシング登録から2日め、応募数10件未満で初受注できました。
そんな私のプロフィールをほぼそのまま「サンプル例」として紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
実績0でプロフィールを書く6つのポイント

ここでは、Webライターを始めたばかりの方向けに、6つのポイントについて解説します。
当たり前のことですが、プロフィールを見ているのは、良い記事を書いてくれそうなWebライターを探しているクライアントです。
クライアントがどんなWebライターを求めているか、どんな風にプロフィールを見ているか、考えながら書いていきましょう。
1:分かりやすい登録名を書く
クラウドソーシングに自分の名前を登録するとき、本名かペンネームかで迷うかもしれません。本名の方が胡散臭さがなく、信頼性をアピールできるという意見もあります。
重要なのは「分かりやすい登録名」であることです。
ペンネームで登録するなら、読みにくい、胡散臭く感じられる名前は避けた方が無難です。
これからずっとクライアントから呼ばれる名前になりますし、モラルのない名前は避けたほうがいいでしょう。
私が考えたのは、Webライターとして名前が載る記事を書いたとき、どちらがいいかということです。
私は本名で載るのは恥ずかしい〜!と思い、ペンネームを選択しました。

ペンネームに憧れてたのも選択の理由です
ペンネームをつけてよかったことは、女性がお化粧することで仕事モードになるように、ペンネームがあるおかげで生活にメリハリがつきました。個人的にはおすすめです。
2:明るい雰囲気の顔写真を選ぶ
結論としては、私は実物写真とイラスト、どちらでもいいと思います。
私は自分がクライアントの立場なら、実物写真の方が安心じゃないかなと思い、実物写真で登録しました。本当に会う機会は限りなく0ですし、ちゃんと仕事してくれそうかの手がかりがほとんどない関係ですから。
また、実物写真だからといって、加工されていたり、ポーズとっている写真は印象が良くないでしょう。
自分の顔を出すのに勇気がいるか、全然平気かは、人によります。私は平気ではなかったですが、仕事を受注するためと割り切りました。
ただ、ここで迷って時間をとるくらいならイラストで登録しましょう。
複数のプロジェクトを扱うディレクターやブロガーは自身もイラストで登録している人が多く、ブログ運営に慣れているクライアントは、イラストでの登録に対して偏見はなさそうです。
もちろん仕事上で使うものですから、アニメ風すぎたり、不快感を感じるイラストは避けましょう。
3:読みやすく書く
内容は分かりやすく書き、見た目にも気を配りましょう。
クライアントは数多くの募集者のプロフィールを読んでいます。読みづらい文章は、印象が良くないばかりか、読まれない可能性もあります。
特にサイト画面は縦スクロールで読む特性があるため、箇条書きが有効です。内容を整理して短いセンテンスにまとめて書いていきましょう。
4:単価の目安・稼働時間を書く
単価の目安や稼働時間を書く理由は「自分を守ること」が目的だということです。
Webライターは自分で仕事を管理しなければならず、うまくできない場合、生活を侵食します。際限なく仕事を受注すると、睡眠不足や体調不良などが起きてしまい、仕事の継続自体が困難になる可能性が出てきます。
単価の目安や稼働時間を書くことで、クライアントに対して、管理能力があることや迷惑をかけないことをアピールしているのです。
でも、初心者のときは、単価の目安や稼働時間を書くのをためらいますよね。
自分がどう評価されるかもよくわからないですし、あまり分相応なことを書くと、仕事をもらえないかもしれないと思うかもしれません。
でも大丈夫です。ここに書く内容はあくまでも目安としての数字のため、堅苦しく考えずに書いておきましょう。
5:本人確認は必ず登録する
クラウドソーシング登録では、本人確認のための書類を提出することを求められます。免許証や保険証などの写真を送付するだけなので、すぐに提出しましょう。
私がクライアントだったら、ここの書類を提出していない人は、なにか問題がある人のように思えて、仕事を依頼しないでしょう。
社会人としての信頼感を示せることなので、忘れないよう早めに登録することをおすすめします。
6:応募用自己PR文に転用する
プロフィールをしっかり書いておけば、ほとんどの項目をそのまま応募画面の自己PR文に転用できます。
時間短縮のためにも、プロフィールを転用して応募数を増やしましょう。
クラウドソーシングでは、基本的に自分で案件を検索して希望の仕事を探し、応募するという流れで仕事を獲得します。もちろん、プロフィールを見たクライアントからスカウトをもらうこともあります。
応募画面で必要なのが、自己PR用の文章です。そのメッセージ欄にはテンプレートが用意されてもいますが、そのまま使うと書ける内容が少ないため、おすすめしません。
次の次の項目で転用を仕方を解説しているので、参照してみてください。
プロフィールの書き方10ステップ

1:簡単なあいさつ
メールなどを送る際に書くような内容を書いていきます。
初めての人にメッセージを送るのですから、失礼のない自然なあいさつを入れると、良い印象を与えられるでしょう。
2:経歴を書く
簡単な経歴を書いておきます。履歴書のように学生時代のことは書く必要はありません。ただし、獲得したい案件と関連する学部名などが書ける場合は、記載しておくと良いでしょう。
アルバイト経験、転職経験もWebライターの募集案件とつながる可能性があるため、丁寧に書いておきましょう。経験年数もわかりやすくしておくと、依頼内容と合致する場合には、強力な武器になるでしょう。
3:可能な業務
Web記事のライティングやワードプレスの入稿など、できることはすべて書きましょう。アイキャッチ画像の加工などもできると、それだけの依頼もありえます。
4:得意なジャンル
あなたが書けるジャンルを、できるだけ幅広く書いておきましょう。あくまでも目安なので、ニッチなジャンルも書くことをおすすめします。
最後に「上記の分野以外のライティングも積極的に承ります。」と記載しておきます。
5:ライター実績
初心者の場合は、ここに書けることがないため、自分のブログを開設しましょう。ブログの記事を実績として、文章力をアピールできます。

記事だけでなく、ブログ運営そのものも実績になります
Webライターを続けていけば実績が貯まり、ポートフォリオが書けるようになります。自分のブログにポートフォリオのページをつくり、再度ライター実績の項目に記載することもできるため、ブログ開設をしておきましょう。
6:持っている資格
応募内容に即した資格がある場合、効果的なアピールとなります。自分がクライアントであれば、資格を持った専門性の高い人に記事を依頼したいと思うでしょう。
ただし、プロフィールの内容や過去の実績記事がイマイチだった場合は、あまり効果がないかもしれません。
7:使えるツール
ワードやエクセル、Googleドキュメントなど、誰でも使えるだろうからわざわざ書く必要ある?と思うかもしれません。しかし自分がクライアントだったら、書いてある方が安心感があります。
他にもコピペ防止のツールやワードプレス入稿、ZOOM経験などがあると、アピールポイントになります。
8:希望単価
前述しましたが、自分の評価を下げすぎないために記載しておく必要があります。
プロフィール内容を見てスカウトされる可能性もあり、あまりに低い単価での仕事依頼を断るためにも書いておきましょう。
低い単価で依頼してくるクライアントは、悪質な業者の可能性もあります。「継続する可能性あり」と依頼内容に書かれていたため、それならと応募したにも関わらず、単発でしか依頼が来ないなんてこともあります。
長くWebライターとして働くための自己防衛です。
9:稼働時間
こちらも同じ自己防衛のために、無理のない範囲内の内容を書いておきましょう。自分の生活時間を犠牲にしすぎないことが、長く続ける秘訣でもあります。
実際に作業に突入してしまうと、ここで書いた稼働時間よりも多く働く場面も出てくるでしょう。そこは臨機応変に対応しながら、スケジュール管理能力をあげていくことで、理想の稼働時間に近づけていきましょう。
10:最後のあいさつ
定型文でもいいので、簡単なあいさつの言葉を入れると、好印象で締めくくれます。
クライアントに「丁寧な仕事をしてくれそうな人」「きちんと納期を守ってくれそうな人」というイメージを持たせられたら成功です!
プロフィールのサンプル例

ここでは、私が実際に使用しているプロフィールを紹介します。

めちゃくちゃ恥ずかしい〜!!
でもこれで仕事を取れています
サンプル例としてコピーしたり、参考にしてみてください。
プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。
ろこひたと申します。
約20年、広告・グラフィックデザイン業務に従事し、コピーライティングの経験があります。
インパクトのある言葉選びとわかりやすい文章を心がけております。
【経歴】
19XX年~ 広告代理店で企画営業を担当(4年半)
20XX年~ デザイン制作会社にてグラフィックデザインを担当(15年)
20XX年~ 印刷会社にてグラフィック・Web・パッケージデザインを担当(6年半)
20XX年~ 産休・育休取得後、時短社員として従事
20XX年~ Webライターとして活動
【可能な業務】
・ブログ記事のライティング
・Wordpressへの記事投稿
・キャッチコピー作成
・リライト記事作成
・アイキャッチ画像作成
【得意分野】
・デザインスキル
・住宅・インテリア
・美術・文化・歴史
・転職
・子育て
上記の分野以外のライティングも積極的に承ります。
【ライター実績】
これまで執筆した記事の一部を掲載させていただきます。
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他にも契約上記事URLを載せることはできませんが、これまで記事執筆してきた検索キーワードの一部を掲載させていただきます。
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※実績内容を載せるためには、クライアントの許可が必要です。ここへの掲載許可がないため省略します。
【ブログの実績】
2021年7月から個人ブログを運営しております。https://hita8-blog.com
中古物件リノベーション、地方都市移住、超高齢出産の体験について執筆しています。
【資格】
・ファイナンシャルプランナー3級
・英検1級
【スキル(使えるツール)】
・CopyContentDetector(コピペチェック)
・so-zou.jp(文章構成ツール)
・ラッコツール(キーワード検索)
・Googleキーワードプランナー
・Googleドキュメント
・Adobe Illustrator、Photoshop
・チャットワーク
・Slack
・WordPress(入稿経験多数)
【単価設定】
文字単価1.5円以上からお承ります。
【稼働時間】
・平日6~7時間で在宅ワークをお受けしております。
報告・連絡・相談を徹底し、貴メディアの意向に沿った記事執筆をいたします。
【最後に】
お忙しい中、ここまで読んでいただきありがとうございました。
すぐに対応できる態勢を整えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
プロフィールから応募用自己PR文を書こう

プロフィールをベースにして、応募用自己PR文も作成しましょう。
応募用自己PR文では、さらに自分をアピールしていきます。
別ページで「ランサーズ」での応募文について解説しているので、ご参照ください。
自分の強みを書く
ここが1番のアピールの山場です。
応募内容と自分の経験や実績と結びつけて、自分に依頼するとこんなメリットがあるよ!とアピールしましょう。
結びつけられるものであれば、仕事での経験である必要はありません。プライベートで頑張ったことや、趣味などでもOKです。熱のこもった言葉を使って訴えましょう。
サンプル例は以下の通り。
【私の強み】
私が貴メディアで活かせる強みは3点です。
・前職で注文住宅を専門とする住宅メーカー2社と長期取引のデザイン担当として、パンフレットやチラシを制作した経験があります。
・自宅を中古リノベーションで購入した際に、住宅購入に関するあらゆる事柄を調べた経験があり、ユーザー目線の記事が執筆できます。
・自身でブログを運営、または勤務した会社のブログ執筆の経験からSEO知識を身につけており、「ユーザーに伝わる記事」の執筆を心がけております。
案件内容の確認事項を書く
募集項目に書かれている内容と重複しますが、文字単価や依頼数を勘違いしている可能性もあるため、クライアントとの最終確認として記載しています。
「きちんと仕事をしてくれる」という印象を与えることも目的としています。
【案件内容の確認】
・文字単価:1.45円
・1記事あたりの文字数:3,300文字
・記事数:1記事
・記事ジャンル:住宅・不動産
・契約金額:1記事あたり4,800円
最後のあいさつを書く
返信までの時間を書いて、安心感と誠実さをアピールします。
最後のあいさつがあることで「ちゃんとした人」「常識的な社会人」の印象を与えます。
【最後に】
報告・連絡・相談を徹底し、貴メディアの意向に沿った記事執筆をいたします。
また平日は30分以内、休日は1時間以内のご返信を徹底しているので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではご連絡お待ちしております。
プロフィールを書く際の注意点

誤字脱字は絶対にないように
Webライターとして信用に関わるため、誤字脱字は絶対にしてはいけない!
ここでチェックが漏れると、どう考えても仕事はもらえませんよね。気合を入れて確認しましょう。
ポートフォリオを充実させる
受注できた案件を納品する前に、クライアントに書いた記事を自分のポートフォリオに実績として掲載していいかの許可をとりましょう。2〜3本でも書けると、見栄えが変わります。
単価の低い記事であっても、ポートフォリオ用に載せる記事として、丁寧に書いていきましょう。
魅力的なプロフィールでスカウトされるWebライターになろう
プロフィールは実績がたまってきたら、見直して内容を充実させていきましょう。活躍できるWebライターはプロフィールが充実しています。
クライアントの目線を意識して、どんなプロフィールだったら依頼したいと思うかを考え、自分流にアレンジしていってください。
プロフィールが魅力的になれば、優良なクライアントからのスカウトもあります。優良なプロフィールは、勝手に営業活動してくれるのです。
まずは丁寧なプロフィール作成で、信用されるWebライターを目指しましょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめの教材を詳しく解説しています。ぜひご覧ください!