
SEOに必要なサジェストキーワードってなに?
記事作りにどうやって使うの?
Webライターを始めてから、初めて「サジェストキーワード」という言葉を聞いた方もいるでしょう。
ネット検索はひんぱんにしていても、専門用語までは知らないですよね。
それとも、もしや若い方は知っているのが常識なのかな??
(ジェネレーションギャップはひとまず置いといて……。)
サジェストキーワードの知識は、Webライターをしていく上で、かなり重要です。
長くWebライターをしていくにはSEO知識が必要になりますが、サジェストキーワードもその対策で役立ちます。
この記事でわかる事は以下の通り。
- サジェストキーワードの基礎知識がわかる
- サジェストキーワードの活用方法がわかる
私が「サジェストキーワード」という言葉と出会ったのは、クライアントのレギュレーション(記事のマニュアルのようなもの)でした。
最初はサラッと見ただけで、それほど重要なものだという理解はありませんでした。そのクライアントの仕事では、特に指摘されず終わりました。
それが、別のクライアントから「しっかり反映させるように」と指示され、その重要性に気づかされたという経緯があります。
Webライターを始めたばかりの方でも、知っておくと記事の精度が上がる可能性があり、クライアントからの評価が高くなるかもしれません。ぜひ頭の片隅にでも置いておきましょう。
サジェストキーワードとは

サジェストキーワードとは、Googleなどの検索窓にキーワードを入れて表示したページで、検索窓を再度クリックすると出てくる検索候補のことです。

ここに自動的に出てくる言葉の羅列を、サジェストキーワードと言います。
多くの人がよく検索しているキーワードを次の検索候補として自動で表示してくれるため、文字を打ち込む手間を省いてくれる便利な機能です。
関連キーワードとの違い
サジェストキーワードと一緒にされやすいものに「関連キーワード」があります。

関連キーワードは、検索されたキーワードと関連性の高いキーワードのことです。似たような内容になっているかもしれませんが、次の検索候補を予測して提案してくれるサジェストキーワードとは、似て非なるものです。
ユーザーの知りたいことがわかる
サジェストキーワードは「多くのユーザーが検索しているワード」が基準となって、次の候補を提案してくれる仕組みで表示される機能です。
ですから、サジェストキーワードは「検索ニーズの高いワード」といえます。
サジェストキーワードから、多くのユーザーが知りたくて検索しているワードが分かるため、Webマーケティング分析にも使われています。

わたしもサジェストキーワードを使って検索してますもん
サジェストキーワードを記事作りに活かす方法

では、Webライターの作業にどう使えるのでしょうか。
ここでは、Webライターはサジェストキーワードをどうやって活かすと有効なのかを解説していきます。
キーワード選定に使う
サジェストキーワードは、自分でキーワードを選定するときに役立ちます。
クライアントからテーマだけ指定され、自分でキーワードを決めることもあります。その際、テーマに関連したキーワードを調べるにあたり、多くのユーザーが関心を持つ言葉が分かるため、必ず調べましょう。
「ユーザーの役に立つコンテンツ」をつくり、検索表示の上位を獲得できれば、クライアントから高く評価されますよ。
記事構成作りに使う
サジェストキーワードを記事構成に使うと、Googleなどから「有益なコンテンツ」とみなされます。
ユーザーにとって関心の高いキーワードがタイトルや見出し、記事内容に多く盛り込まれていると、「この記事は〇〇のことが書かれているんだな」と、クローラーに伝わりやすくなります。
クローラーとは、サイトを巡回しているロボットプログラムのことです。インターネット中で、検索順位を決める要素を集めています。
サジェストキーワードが含まれたタイトルや見出しは、ユーザーもひと目で何の記事かが分かるため、記事を開いてくれる可能性が高まります。
記事のリライトに使う
サジェストキーワードは記事をリライトすることにも活かせます。
サジェストキーワードはユーザーの関心事を反映しているため、日ごとに変化していきます。トレンド要素も強く、その時どきのユーザーの動向を追うこともできます。
記事のリライトをする際、サジェストキーワードを調べることによって、ユーザーが求めている最新の情報を盛り込んだ記事づくりができるのです。
サジェストキーワードを調べる方法
サジェストキーワードの重要性がわかったところで、どうやって調べるかを紹介します。
方法は2つあり、検索窓から調べる方法と、ツールを使う方法です。
簡単に調べるなら検索窓に入力する
検索窓にキーワードを入力すれば、簡単にサジェストキーワードを検索できます。
しかしこの方法では、検索結果を一覧として取り出せません。
すぐに調べたいとき、確認程度でいいときは、簡易的な方法でも役立つでしょう。
しっかり調べるならツールで調べる
記事の質を高めるためにサジェストキーワードを使うなら、ツールを使いましょう。
ツールを使うと検索窓に表示されるよりも、さらに多くのサジェストキーワードを調べられますし、一覧をダウンロードやコピーができます。
ツールには無料と有料のものがありますが、Webライター初心者は無料ツールから始めてみましょう。
サジェストキーワードを調べる無料ツール
ここではサジェストキーワードを検索できる無料ツールを紹介します。
ラッコキーワード

ラッコキーワードはサジェストキーワードだけでなく、Google上位20サイトの見出し抽出や共起語を簡単に検索できる、便利なツールです。
YouTube、アマゾン、楽天などでのサジェストキーワードを調査できるため、必要に応じて使い分けられます。
キーワードごとに調査回数は1日50回という制限があります。それでも足りない場合は、月額有料プランも用意されています。
Webライター初心者は、まずラッコキーワードを使ってみることをおすすめします。
使い方については、別記事で解説しているので、ご参照ください。

ラッコキーワードは毎日のように使ってます
便利ですよ〜
Keyword Tool

キーワードツールは、ラッコキーワードには出てこないキーワードも抽出できるため、SEOライティングやマーケティングでも利用されているツールです。
TwitterやInstagramでの調査もできるため、SNSでのサジェストキーワードを抽出したい場合などに、使いやすいでしょう。
ラッコキーワードでサジェストキーワードの抽出量が足りないと感じた際に、利用してみましょう。複合キーワードを自動で生成されるため、キーワード選定に役立ちますよ。
Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、サジェストキーワードと関連キーワードが混在して抽出されます。
特徴的なのは、キーワードごとの検索ボリュームと、リスティング広告の予算目安が表示されることです。さらに調査期間も自分で変更できます。
3カ月・前年の推移や競合性の高さも表示されるため、調べているキーワードがどのくらい検索されているかが分かりやすく、初心者でも使いやすいツールです。
ラッコキーワードと組み合わせて使うと、検索ボリュームなどが調査しやすく便利ですよ。
OMUSUBI(おむすび)

OMUSUBIは、サジェストキーワードをマインドマップのように表示してくれるツールです。
図として表示されるため、ひと目で関連性を把握できるのがポイントです。
記事の構成案を考える際に、キーワードを階層化していく手がかりに使えるため、上記の無料ツールと合わせて使ってみましょう。
サジェストキーワードで良質な記事を作ろう
ここまで、サジェストキーワードの基礎知識と活用方法を解説してきました。
サジェストキーワードはユーザーの検索意図を知るための、重要なフックです。
ユーザーの求めている記事を書くために、サジェストキーワードを意図的に使いこなせると、良質な記事を作成できます。
まずはこれから執筆しようとしているキーワードを無料ツールで調査してみましょう。
ユーザーがどんな悩みを抱えているか想像するためのヒントとして、執筆に活用してみてくださいね。
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