
画像ってどういう基準で選べばいいの?
選ぶとき気をつけるポイントは?
アイキャッチ画像は自分でも作れるかな?
クラウドソーシングの案件には、画像選定が含まれているものがあります。
Webライター初心者の場合、どんなことをするのか、自分にできるのかが分からず、応募したいジャンルでも応募できないと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、画像選定と、できると応募先が増えるアイキャッチ画像のつくり方について、解説していきます。
この記事でわかる事は以下の通り。
- 画像選定で気をつけるポイントがわかる
- 使える画像サイトがわかる
- Canvaの基本操作がわかる
私は前職がデザイナーだったため、写真を選ぶことはそれほど心配ありませんでした。ただ、以前デザイン経験のない人に教えていたとき、写真の選び方について説明するのは難しかった記憶がありました。
たしかにデザイナーでもない限り、自分が撮影したスナップ写真以外の写真を選ぶ経験ってなかなかしないものですよね。
また、Canvaはクライアントの指定があって初めて使ったときは、やり方に戸惑いました。でも調べながらやってみると、それほど難しいことはありませんでした。
写真選定もCanvaも、実際に操作してみると簡単にできます。
案件数を広げるためにも、一緒にやってみましょう。
応募条件にある画像選定ってなにするの?
画像選定とは、クラウドソーシングの募集条件にあるもので、Web記事に載せるための写真を選ぶ作業のことです。
Webライターの仕事の中に、記事の執筆と同時に「画像選定3枚」などと依頼されるケースがあります。
画像を選ぶことは、コツがわかると比較的簡単にできるようになるため、チャレンジしてみましょう。
画像選定やアイキャッチ画像を引き受けるメリット
画像選定がある仕事に応募できる
Webライターの案件には、画像選定のあるものが多く募集されています。画像選定が含まれる募集案件は、記事だけを書く案件に比べて、少し高単価の傾向があります。
画像選定は慣れてしまえば、それほど時間がかかるものではありません。できるようになれば、高単価の案件に応募ができるため、収入アップを期待できるでしょう。
アイキャッチ画像作成スキルで差別化できる
アイキャッチ画像の作成は、できる人はそれほど多くありません。Webライター初心者でできる人はほとんどいないでしょう。そのため、アイキャッチを作れると他のWebライターとの差別化が図れます。
Webライターに求められるアイキャッチ画像は、デザイナーが作成するようなものは求められません。写真を選定して、タイトル文字を入れるといったことができれば十分です。
Canvaという無料サイトを使えば簡単にできるため、案件に応募する前に一度、操作の練習をしてみるといいでしょう。
画像選定のポイントは5つ
まずは画像選定の方法をお伝えします。ポイントは5つありますが、難しく考える必要はありません。
使う画像は記事を見る読者への視覚的な情報であり、自分が書いた記事の内容を伝えるための補助的役割を果たすものです。それをふまえて、画像を選定していきましょう。
クライアントの指示を確認
画像選定で絶対に見逃してはいけないことは、クライアントの指示です。
クライアントから写真のサイズや、写真素材サイトを指定されることがあります。その指示に従っていないと、クライアントから修正指示をされてしまい、あまりいい印象を与えないでしょう。
画像サイズを変える無料サイトは、ラッコツールズ工房の画像圧縮とsquooshです。
ラッコツールズ工房はサイトを開いて写真をドラッグ&ドロップして、画質サイズを決めて圧縮できるサイトです。元々の画像サイズによって画質の高さを選択するタイプなので、ボタン一つで操作できるため、手間がかかりません。
squooshは同じくドラッグ&ドロップした後に、画像サイズや写真の容量を自分で確かめながら画像を保存できるサイトです。
一番上の矢印は画像サイズを変更する場所で、2番目の矢印にあるバーで画像サイズを調節できます。バーを動かすと、写真の右側のみの解像度が荒くなっていくので、画像を見ながら画像サイズを決められます。一番下の矢印の「64.3kb」で具体的な画像サイズが分かるのが便利です。

どちらも操作は簡単なので、用途によって使い分けてみましょう。
横長のサイズを選ぶ
画像選定の写真は、クラアントの指定がない限り、横長のサイズを選びましょう。
読者が見るパソコンやスマホの画面を見やすくするために、ほとんどのサイトは横長の写真で統一されています。あなたが普段見ているサイトでも、説明のために使われる写真や、アート作品など以外は横長の写真になっていませんか?
画像サイトから写真を選ぶときは検索の絞り込み機能を使って、横長の写真を探しましょう。
わかりやすい画像を選ぶ
選ぶ画像は、あなたが書いた記事の内容に合うものにしましょう。説明的なものではなく、ひと目見て理解できる画像を選ぶようにします。
Web記事の読者は、基本的に記事の内容をほとんど読みません。
文字よりも画像の方が視覚的な情報量を多く含んでいるため、読者は一瞬にして記事の内容になにが書かれているかを判断します。内容に沿った画像であれば興味を感じ、文字を読み始める可能性が高まるのです。
タイトル・キーワード・テーマを参考に
アイキャッチ画像の場合、画像サイトでタイトル・キーワード・テーマの文字で検索してみましょう。その中でタイトルの内容を表している画像を選びましょう。
記事の途中の場合、見出しの文字で検索することで、画像周辺にある文字の内容が連想できるものを選択していきます。
ポジティブ系・ネガティブ系で選ぶ
タイトル・キーワードなどでちょうど良い画像が選択できなかった場合は、ポジティブ系・ネガティブ系で写真を選んでみましょう。記事の内容に沿うイメージとして写真を使う手法です。
例えば、保険関連の記事ならば年配の男性が悩んでいる姿、化粧品関連であれば、メイクされた目や口のアップ画像などを選択します。
マークがあるものを選ぶ
疑問符「?」や感嘆符「!」、「×」や「レ」チェックなどのマークがある画像も、内容によっては採用できます。
ただし、画像としてインパクトが強いため、記事の内容に合うものである場合のみ、選択しましょう。
掲載されるサイトに雰囲気を合わせる
画像選定をする際は、クライアントから記事が掲載予定のサイトを教えてもらい、写真の雰囲気(トーン)を合わせましょう。
例えば下記の写真は同じテーマ「化粧」で写真を選んだものです。


下の写真では、右と左のトーンが異なっています。右の化粧品の写真は、ちょっと妖艶な感じがしませんか?左の女性とは違う人が使っていそうに見えます。(人には二面性もありますが……)
このようなトーンの合う写真の選定が難しいと感じる場合は、ひとつの記事の画像はすべて、同じ素材サイトから選ぶようにしましょう。
他のサイトと被らない写真を選ぶ
同じキーワードで出てくるサイトと、同じ写真にならないようにしましょう。
あなたが書く記事のキーワードを検索して、出てきた上位10サイトは確認することをおすすめします。
フリー素材を選べる画像サイト
画像選定のあるWebライターの案件で使いやすい画像サイトを2つ紹介します。
O-DAN
O-DANは無料で商用利用できる海外サイトの画像を、日本語検索で探せるサイトです。
対応している海外サイトは40以上で、大量の画像の中から検索・ダウンロードできるため、おしゃれな画像が簡単に手に入ります。
私はO-DANに登録されている海外サイトのいくつかを知っていましたが、英語でしか検索できず不便を感じていました。

O-DANでは日本語でカンタンに検索できて便利!
ニュアンスが難しいシチュエーションの画像を検索するときは、英語翻訳してから検索すると、ピッタリのものが出てくることもありますよ。
写真AC・イラストAC
写真AC・イラストACは無料でダウンロードができる著作権フリー素材のサイトです。
おしゃれな写真が多いO-DANとは違って、日本人にとって身近なイメージの写真が多く登録されており、親近感のある写真やイラストを探せます。
写真の加工もできるため、さまざまなシチュエーションに使える写真を選べます。
無料会員の場合は検索回数の制限もあるため、何度も検索すむようにキーワードを絞っておきましょう。
他にも役に立つ無料サイトも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
>> Webライティングの無料ツール11選|初心者ライターこそ使おう
アイキャッチ画像もCanvaでつくれる
Webライターがアイキャッチ画像を作成できると受注できる案件が増えるため、作り方を覚えておくとお得です。
ここではCanvaの使い方でも、初心者でも簡単な作成方法を説明します。
Canvaにログイン
まずはCanvaにログインしましょう。アカウントを新規登録する場合は、Googleアカウントがあると、登録がさらに簡単です。
テンプレートを選ぶ
検索窓に「アイキャッチ」と入れてください。

デザインテンプレートから、お好みのものを選びましょう。
写真は変更するので、文字の大きさやフォントを基準で選んでください。Canvaに慣れてくれば、フォントの種類や位置の変更はできるようになっていきます。
今回は初めての操作を仮定しています。文字など、あまり動かさないことを目的として選択すると楽チンです。

選んだテンプレートに写真を入れます。左の「アップロード」を押した後、左の枠内に指定の写真をドロップ&ドラッグします。

写真をアップロードしてから左の写真をクリックすると、こんな感じで貼りつきます。角の白丸や左右のラインをドラッグして、写真の大きさを決めていきます。

写真を背面にすると、文字などが出てきます。いらない画像を消去しましょう。

文字を変更する
テキストは文字にカーソルを合わせると簡単に変更できます。
さらに文字を追加したい場合は、左の「テキスト」を押すと、指定できるテンプレートが出てくるので、好きなものを選びましょう。
今回は「小見出しを追加」を選んでいます。

文字サイズやフォントを選ぶ
フォントを変更するには、上部の矢印の列をクリックするとフォント選択のバーが出てきます。
他にも文字の大きさや色なども、上部のバーから選択していきます。
文字の位置やサイズは、マウスで指定すると自由にできます。動かしたい場所をマウスの右クリックを押しながら、動かしたり大きさを変えたりしてみてください。

ダウンロードする
右上の「共有」を押すとダウンロードできます。お疲れさまでした、完成です!

画像を扱えるWebライターになって単価をあげよう
ここまで、画像選定についてとアイキャッチの作り方を解説してきましたが、いかがでしたか?
画像に対して苦手意識を持っているならば、画像サイト「写真AC」で、キーワード検索して探すことをおすすめします。写真ACの写真は明るい写真が多く、わかりやすいものが多いからです。
あなたも画像選定やアイキャッチ作成の操作方法にチャレンジして、収入アップを目指しましょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
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- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
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