「子供が小さいため働きたいのになかなかいい職場がない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
かといって、手に職がないので在宅ライターやデザイナーには難しそうだし、オンラインスクールで勉強する時間がない……となかなかその先に進めず、悩んでしまいますよね。
パートタイマーとして外で働くとなると、朝の準備や日々の家事が大変になるため、夫や両親など協力者が身近にいないと二の足を踏んでしまう。

わかります、我が家もそうでした
我が家の場合、夫は出張や残業で家にいる時間が少なく、両親も遠方なので、頼れる人がいなかった。
そんな在宅ワークを探している方に紹介したいのは、在宅コールセンターの仕事です。
在宅コールセンターの仕事は、資格や特別なスキルがなくてもできるし、報酬も比較的良い方、未経験者でもOKで、すぐに始められます。
もしあなたが営業・コールセンターなどの経験があるなら、さらに大きく稼げる可能性があります。
私は現在Webライターですが、在宅ワークを始めるにあたって、在宅コールセンターの仕事も考えました。なぜなら在宅ワークなのに資格なしで始められるし、報酬が高く、扶養内ギリギリの月80,000円が目指せそうだったから。
ただ私は「書くこと」が好きだったのでWebライターを選びましたが、今でもいざとなったら在宅コールセンターに転身しようと思っています。
そこでこの記事では、私が感じた在宅コールセンターの魅力を詳しく紹介します。
育児中や介護中などで在宅ワークを探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
在宅コールセンターの仕事とは

まず、在宅コールセンターの仕事には2種類あります。
一つはお客様からかかってきた電話に応対する「受信業務」です。
代表的な業務内容は
- カスタマーセンターやテクニカルサポート
- 商品のお問い合わせや申し込み、資料請求
- クレーム対応
クレームに対応する窓口は罵声を浴びせられたりする可能性もありますが、報酬が高めです。基本的にマニュアルがあるので、それに沿って対応します。
もう一つは、お客様や法人企業に営業・アポイントの電話をかける「発信業務」です。
これはサービスや商品の紹介、アポイント業務が主な業務です。電話をかける先は個人宅の場合もあるし、企業への場合もあります。「受信業務」よりも大変ですが、メリットもあります。
- 報酬が高い
- インセンティブ(成果報酬)がつく
ただし、デメリットもあります。
- すぐ切られるし、話せることの方が少ない
- かけた先から怒られることもある
- ノルマがある場合がある
この業務は慣れているか、覚悟を持っていないとメンタルにきます。
ただし、営業経験のある人なら経験したことがあるでしょう。それに成果報酬もあるため、大きく稼ぐことも可能です。
在宅コールセンターがきつい理由

在宅コールセンターの仕事はきついのではないか?と不安に感じる方もいるでしょう。
「受信業務」「発信業務」のどちらにも共通する、きついと感じる3つの理由を解説します。
孤独を感じやすい
在宅ワークが初めての方がまず感じるのは「孤独」です。在宅コールセンターの仕事は一人で黙々と電話するため、慣れるまではメンタル面に影響があります。

私は一人が好きなタイプですが、ボティブローのようにじわじわきました
自分はそんなにコミュニケーションが活発でなかったと思っていても、取り止めのない雑談したり、誰かの声が聴こえたりする環境がまったくないのは結構きつい。
私も在宅ワークを始めて3カ月くらいは違和感がありました。
質問がすぐにできない
在宅コールセンターの仕事で特に辛いのが、トラブル時にすぐに質問ができないこと。
多くのコールセンターでは現場を取り仕切る方に質問ができたり、受信業務の場合は音声を聞かれていたりするのですぐに対応してくれます。
しかしオフィスにいるのとは違い、アドバイスが受けにくいのも事実です。
ただし、これはコツをつかむと解決できます。
モチベーション維持が難しい
モチベーション維持が難しい……これは在宅ワークあるあるの悩みですね。
家で一人でいると気分転換がしにくく、仕事へのスイッチが入りづらい日も自分で何とかしなければなりません。
人によっては人目がないとサボってしまう、しっかり働けず思ったように稼げないということもあるでしょう。
これは向き不向きもあるので、自分がどんなタイプかを知っておくことも大切です。
在宅コールセンターのきつさを解決する方法

在宅コールセンターで働きたいのに、きつい思いをするかもしれない……。では、どうすればよいでしょうか。ここでは上記に挙げたきつい理由を解決する具体的な方法を解説していきます。
会話を楽しめる業務内容を選ぶ
在宅ワークは孤独を感じやすいですが、在宅コールセンターは「人と話す業務内容」というところが他の在宅ワークと違うところ。
そのため、自分に合った会話ができれば精神的にかなり楽になるでしょう。
ただし、話す相手からマイナスの感情を受け取りやすい業務もあるため、会話を楽しめる業務内容を選びましょう。
以下は、私の主観で分類した会話が楽しめそうな業務とそうでない業務の一例です。
会話が楽しめそう | 通販の注文受付・旅行やツアーの予約申し込み キャンペーンの当選案内の電話発信 |
会話が楽しめなさそう | 運送会社の配送状況確認の窓口 クレジットカードのトラブル対応窓口 家電の不良品回収に関する相談窓口 |
「荷物が届かない!」「なんで壊れたものを送ってくるんだ!」などのクレーム対応は、性格が合わないとかなりきつく感じる可能性がありますが、その分報酬が高いのが特徴です。
しかし、私は在宅ワークでメンタルが不安定になった経験があるため、最初から無理するのはおすすめしません。
在宅コールセンター初体験の方は自分に合うところから始めて、慣れてきたところで報酬基準で業務内容を選ぶとよいでしょう。
困ったときの対策をしておく
在宅コールセンターの場合、どうしたらいいか分からないことが起きても、誰かにすぐ質問できたり相談したりできない可能性が高いです。
そのため、困ったときのシミュレーションをしておくことが大切です。
在宅コールセンターを運営している会社は対応フローが完備されているので、内容を見て、自分の不安に対応してくれる業務内容を展開している会社を選ぶと「きつい」と感じずにすむでしょう。
モチベーションを保つ工夫をする
在宅ワークの仕事を選ぶなら、モチベーションを保つ工夫は必須です。
私が在宅ワークのモチベーションを保つ方法としてやっていたのは、
- できるだけ目的をはっきりさせること(今月いくら稼ぎたいとか)
- 30〜45分ごとに休憩をとり、好きなコーヒーを淹れる
- 1時間の昼食タイムは好きなことをする(子どもがいるとできないこととか)
私の場合は育児中なので、一人でしかできないことをご褒美にするとモチベーションが保ちやすくなりました。
せっかく在宅で仕事をするのですから、自分にとって快適な環境づくりをするのも大切なことです。
電話件数が自分に合う業務内容を選ぶ
在宅コールセンターの仕事はどの会社を選ぶかによって、ノルマや要求される電話件数が異なります。
最初から報酬目当てで、あまりにも自分の対応力とかけ離れた条件にしてしまうと、大きなストレスがかかるでしょう。
ストレスが溜まりすぎるとモチベーション維持にも関わるため、要求される電話件数が自分のペースに合う業務内容を選ぶことも重要です。
高い報酬を得るためにはどこかで無理をする必要は出てくるかもしれませんが、最初から苦しくすると後が続きません。
無理のないペースから徐々にスキルをつけていき、高い要求に応えられるようにしていきましょう。
在宅コールセンターで働くメリット

在宅コールセンターで働くのってきついと感じるかもしれないけれど、それを上回るメリットもあります。私も在宅ワーカーを選んだのは以下の2点からでした。
通勤がない
通勤時間がまったくないというのは、本当に楽です。
お化粧したり、身支度を整えたりするだけでなく、面接時やオンラインで顔出しが必要な時以外は誰にも見られないから、どんな格好でいても問題ありません!
さらに移動時間がないので、パソコンの前に座るギリギリまで家事ができ、仕事の空き時間で洗濯物を片付けられます。
さらに、休憩時間はゴロゴロできるし、自分の好きなことができます!
ただ運動不足にはなるので、部屋での軽い運動は欠かせませんが……
家事・育児と両立しやすい
在宅コールセンターは子どもの発熱など、急に休みたいときにも比較的スムーズに対応してくれます。
仕事の引き継ぎなども必要のない仕事なので、休みやすいのは本当にありがたい!
また、仕事時間が終了したらすぐに家事ができたり、子どもと関わる時間をしっかり確保できたり、家事や育児と両立しやすい働き方といえるでしょう。
在宅でコールセンター業務を始める際の注意点
在宅コールセンター業務をするにあたって、ワークスペースとしてオフィスと変わらない環境が必要であることに注意しましょう。
そのために準備することは以下の3つです。
- インターネット環境を整備する
- 一人で仕事ができる環境をつくる
- ヘッドセットかイヤフォンマイクの準備
在宅コールセンター業務では、電話の相手とオンラインでの会話がスムーズにできるような環境づくりが必須です。
やり取りの途中で通話が切れるとトラブルの原因になりかねません。必要であれば個室を用意するなど、音にも注意する必要があります。
在宅コールセンターに向いてる人

在宅コールセンターは在宅ワークの中でも特殊な点がいくつかあります。そこでここでは、在宅ワーク歴2年目の私の視点から、在宅コールセンターに向いている人を解説します。
子育てなどで働ける時間に制限がある人
在宅コールセンターは時間労働の場合が多いので、効率的に働きたい人に向いています。
例えば午前9時から12時までの3時間とか、15時までとか、時間を区切って働く仕事です。
締め切りに追われるWebライターやデザイナーのように、いざとなったら夜中や早朝を使って長時間労働せざるおえないといったことは起こりません。
そのため、育児中や介護中など時間制限がある人に向いているといえるでしょう。
自分を律することができる人
在宅コールセンターはさまざまな相手と話す仕事のため、自分を律することができる人が向いています。
何を言われてもすぐに感情的にならず「相手は相手」と割り切れる人なら続けやすいでしょう。
年齢など幅広い層とのコミュニケーションが苦にならない人におすすめです。
人に会わなくても大丈夫な人
在宅ワークの中でも在宅コールセンターの仕事は、人に会うことがほぼない仕事です。
ライターやデザイナーの場合、オンラインで打ち合わせする機会や取材・調査をすることもあるため、人に会う仕事もあります。
しかし、在宅コールセンターでは会話する相手やフォローしてくれる人と顔を合わせることはほとんどないため、人に会わなくても大丈夫な人に向いています。
問題をひとりで解決する意欲がある人
問題をひとりで解決する意欲がある人でないと、在宅ワークはつとまりません。
後で相談できる場所があったとしても、問題が起きた瞬間はひとりだからです。
どうしたらいいか分からないことが起きてもパニックにならず、冷静に対処する必要があります。
在宅コールセンターの場合は、フォローしてくれる窓口が必ずあるので、問題が起きたときの適切な対応をシミュレーションしておけば大丈夫です。
在宅コールセンターに向いていない人
在宅コールセンターの仕事は魅力的な仕事ですが、他の在宅ワークとは違って向いていない人もいます。ここでは向いていない人を紹介します。
子どもを保育園に預けられない人
在宅コールセンターの仕事は電話で人と話す仕事のため、子どもを保育園に預けられない人には向いていません。
在宅コールセンターの仕事は短時間でもできますが、その間はパソコンの前にい続けなければならないためです。
子どもが小さいと突発的にさまざまなことが起きがちで、目や手が離せません。
通話中に何かが起きて集中できないと仕事ができないだけでなく、相手を不快にさせトラブルが起きかねません。
在宅コールセンターの仕事をする場合は、必ず子どもは保育園に預けましょう。
鳴き声がうるさいペットがいる人
鳴き声がうるさいペットがいる人も同様に、在宅コールセンターの仕事に向いていません。
通話中にペットの鳴く声が聞こえると、通話相手は「どこからかけているんだろう」と不信感を持つでしょう。
基本的に在宅コールセンターの仕事はオフィスと同環境の整備が条件になるため、外部の音を遮断できるようにする必要があります。
パソコンを扱うのが苦手な人
在宅コールセンターを引き受けるためには、快適なネットワーク環境が欠かせません。
そのため、パソコンやネット回線にトラブルがあった場合、すぐに対処できるスキルが必要です。
例えばWi-Fiの調子がおかしい、パソコン画面が固まったなどは家庭でもよく起きるトラブルです。これらは仕事を続けるためにも、すぐに対応する必要があります。
そのため、パソコンを扱うのが苦手な人には向いていないでしょう。
コールシェアの業務内容

冒頭に書いたとおり私は現在Webライターをしていますが、在宅ワークを始める際に在宅コールセンターも候補に挙げていました。
幼稚園に子どもを通わせるママたちが「いい仕事がなくて……資格もないし……」というのをよく話していたので、話のついでに「在宅コールセンターっていうのもあるよ!」と伝えたこともあります。
在宅コールセンターの中でも、もし私が登録するならここ!と思っていたのが「コールシェア」というに在宅コールセンターに特化したサービスです。
ここからは、なぜ私が「コールシェア」がいいと思ったのかを紹介します。
→在宅コールセンターの「コールシェア」の詳細はこちら最初はリサーチ業務から
私が在宅コールセンターに登録する際に不安だったのは、いきなり「発信業務」ができるかということでした。
しかし、ある程度の金額を稼げるようになるためには「発信業務」をする必要があります。コールシェアの良いところは、発信業務の中でも比較的軽めの仕事である、リサーチ業務があることです。

私もこれならできそう!と思いました
コールシェアに初めて登録すると、最初の1カ月はリサーチ業務のスタートプランに登録されます。スタートプランには通話数に対しての保証が20円(税込)つき、電話をかけた分に対して報酬がもらえる制度です。
初めての発信業務をすることに不安がある人にとっては、初めやすい環境が整っています。
コールシェアのリサーチ業務は、飲食店や美容室などに電話をして、某サイトへの無料掲載の許可を取り、掲載に関連する幾つかのアンケートに答えてもらうのが仕事です。
調べてみると1時間に10人〜15人くらいとは話せるようなので、6時間働けば月4〜5万円は未経験でもできそうかなと計算しました。
ただ、許可を出せる店長などが電話に出てもらえるかが、インセンティブをもらえるかのネックになるようです。
慣れたら高額報酬の電話営業へ
リサーチ業務で慣れてきたら、高額報酬の「発信業務」にトライできます。魅力はなんといっても高い報酬!これなら、扶養内で稼げるMAX月8万円もいけそうだと思いました。
営業代行 | 50円×お客様と話した数+インセンティブ1000~3000円 |
完全フルコミッション(完全成果報酬) | トスアップ数(受注数)×インセンティブ1800~6000円 |
この条件は、家庭の事情で数時間しか仕事できない人にも魅力的です。
ただしコールシェアでは、働く時間設定が1日3時間以上で週3日以上を推奨しており、基本的に平日の9時~19時までなので、子どもが寝た後の夜や土日で働きたい方には向いていません。
コールシェアで働くメリット
私が調べた在宅コールセンターの中でも、コールシェアで働くメリットは多いと感じました。
私が感じたメリットは以下の7点です。
- 報酬が高い → 平均時給は1,400円、6人に1人が月収10万円を超える
- 報酬保証制度がある → お客様と話せれば1通話につき30円もらえる、0円はない
- シフトが自由に組める → 働かない分、自分の報酬が減るだけ
- 電話営業の中ではハードルが低め
- 研修教育制度があるし、特別な知識や技術は不要
- タブレットのみでも仕事ができる
- 仕事が合わなければ、LINEで伝えるだけですぐ辞められる
コールシェアで働くデメリット
しかし、コールシェアで働く場合、デメリットも無視できません。在宅ワークを選ぶ際に大切なのは、デメリットをクリアできるかどうかです。
私が調べたコールシェアのデメリットは以下の5つです。
- システム利用料がかかる → 1ヵ月1,320円(税込)かかる
- コール数と有効コール数(契約できた数)の最低ラインがある
- 同じ言葉を繰り返すので飽きる
- 平日昼間働けない人に向いていない
- 子どもやペットがいるとできない
コールシェアでは、コール数と有効コール数の最低ラインがあります。ノルマ……のようなものですかね?
これは契約してもサボってしまう人がいるせいなのかなと思います。ただし、ちゃんと真面目に仕事をする人なら大丈夫でしょう。
また、単調になりがちな仕事なので、自分でリフレッシュする必要がありそうです。
→在宅コールセンターの「コールシェア」の詳細はこちらさいごに
今回は、私が感じた在宅コールセンターの魅力を紹介しました。
在宅コールセンターは私のような育児中のママがチャレンジしやすい仕事です。資格もいらないし、休みも取りやすいし、なんといっても報酬が高い!
業務内容や環境が自分に合えば、外にパートに出るよりも生活が楽に感じるでしょう。
自分に都合の良い仕事がなかなか見つからない方は、ぜひ検討してみてくださいね。