記事構成の作り方は7ステップ!初心者でも作れるテンプレート付き

Webライティング

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記事構成って何のために作るの?
記事構成の作り方が知りたい

Web記事を書くときに、何も準備せずに書き始めても、言いたい事がうまく読者に伝わるでしょうか。

文章に書き慣れてくれば、論理的な説明や伝えたいストーリーを、はじめから破綻なくスラスラ書けるかもしれません。

でも初心者には、かなり難しい。少なくとも私には絶対ムリでした。今もできません。

そこで、ここでは記事を書き始める前の準備として、初心者でも簡単に作れる記事構成の作り方を、7ステップにして解説します。

この記事でわかる事は以下の通り。

  • 記事構成を作る理由がわかる
  • 記事構成を作る方法がわかる

Webライターの仕事では、クライアントから記事構成を支給してもらえますが、記事構成を自分で作る機会も多くあります。

適切な記事構成で書かれた記事は、SEOで評価されて、検索ページの上位に表示する確率があがります。そうなるとWebライターとしての評価も高まりますし、クライアントの満足度も上がり、仕事が継続します。

ただ、初心者はそれほどSEOを気にせず、まずは記事を早く書くことに集中すべきです。記事を書いて納品するだけでも、最初は大変ですから。

SEOの勉強は奥が深いため、少しずつ学習していけばいいと思います。

私はクラウドソーシングで初めて受注した500文字のレビューでは、構成を作らずに書き、なんとかOKをもらえました。

しかし次に受注できたのは、3,000文字のまったく知らないジャンルのブログ記事でした。Googleで上位記事をリサーチしたものの、それをどうやって3,000文字に書くのか分からず、途方にくれてしまいました。

納期まで時間もないのに、どうしよう〜!!

そうだ!教科書を見よう!

私はライティングの教科書として持っていた教材の力を借りて、なんとか記事をまとめました。

ここで説明する記事構成の作り方のステップは、基本中の基本部分を説明したものです。慣れてくると、知らないジャンルでも深くリサーチして、記事構成に厚みをつけられるようになります。

まずは作り方を覚えて、自分流にアレンジしてみてください。

記事構成を作る前に知っておきたいこと

記事構成のテンプレートを埋めよう

まずは私が使っている記事構成のテンプレートを紹介します。

このテンプレートは、クライアントに提出するものではなく、自分だけが見るときに使っているものです。項目を埋めていければいいようになっており、初心者でも簡単に書いていけます。

これらの内容を細かく書く必要はありません。箇条書きで数行書く程度でも、しっかり役に立ちます。

ぜひコピペして使ってみてください。

⬛️キーワード:

⬛️関連キーワード:

⬛️ターゲットユーザー:

ーーー

①問題提起:読者が抱えている悩みや問題を明確にする。(顕在ニーズ)

②結果の明示:あなたの記事を読むとどうなるかを具体的に伝える。

③結果の根拠:②で示した結果が出る根拠を伝える。

④方法:②を実現するための方法を伝える。

⑤行動:この記事を読んだあと、読者にしてほしい行動は?

⑥将来:読者はどうなりたい?(潜在ニーズ)

ーーー

⬛️タイトル:

中見出し:
小見出し:
小見出し:

中見出し:
小見出し:
小見出し:

まとめ:

記事構成ができれば記事作成の50%は完了

記事構成をきちんと作っておけば、記事作成の半分はできたといってもいいでしょう。

記事構成を作る目的は、キーワードやテーマから記事の内容がズレていくのを防ぐためです。読者(ターゲット)にとってわかりやすい記事とは、ひとつのテーマを段階的に掘り下げていくものです。

記事構成を作ることで、読者が知りたい内容をわかりやすく書く準備をします。

記事構成が完成すれば、あとは読者に話しかけるように、見出しの中身を埋めていくだけです。

Web記事は3部構成が基本

Web記事の構成にはフォーマットがあり、インターネット上に掲載されている記事の多くは、そのフォーマットに沿って書かれています。

フォーマットは3部構成でできています。

リード文(導入)

リード文、導入文と呼ばれる、記事の出だし部分です。ここで読者の興味を引く文章を書き、離脱せず本文まで誘導します。

最初に読者がどんな悩みを持っているのかを記し、この記事を読むと悩みを解決できることを伝えます。すると、読者は記事にどんな内容が書かれているのかがわかり、続きを読みたくなるでしょう。

この部分で読者は記事を読むのかを判断するため、記事の中でも重要なパートといえます。

本文

本文で書くのは、リード文で提示した読者の悩みを解決する、具体的な解決策と根拠です。

論理的にわかりやすく書いていくために、小見出しを入れながら順序立てて書いていきます。

専門用語や難しい内容がある場合、読者が検索して調べる必要がないように書くと、離脱をせずに最後まで読んでくれるでしょう。

まとめ(結論)

ここまで書いた内容をまとめる文章を書くパートです。この記事で伝えたかったことや、悩みが解決したらどんな未来が待っているかなどを書いていきます。

記事を読んだ読者が、悩みを解決するための次の行動を起こしやすいよう、誘導する言葉で締めくくりましょう。

タイトルにキーワードを入れる

タイトルにキーワードを入れることは、SEOのテクニックのひとつです。

読者は悩みを解決するために、関連する言葉のいくつかを使って、インターネットで検索します。その検索した言葉(キーワード)を識別し、検索ページのどこに表示するかの判断材料として、記事のタイトルが使われています。

多くの人に記事を読んでもらうためには、検索ページで上位表示されることが重要です。多くの人は検索した最初のページの記事から読み始めるからです。

ただし、不自然な形でタイトルにキーワードを入れると、読者は違和感を持って読むのを避けてしまいます。タイトルに入れる言葉は、自然に目を引く言葉になるよう工夫しましょう。

見出しにキーワードを入れる

見出しにキーワードを入れることもSEOのテクニックです。

見出しにタイトルと同じキーワードが入っていると、検索システムから読者の悩みにマッチした記事だと認識され、上位表示される確率があがります。

見出しの全てに入れる必要はなく、不自然にならない程度に入れておくだけでOKです。読者が読みやすい、わかりやすい内容であることが、最も重要だからです。

記事構成を作る7ステップ

ここからは具体的な記事構成の作り方を解説します。

①キーワードを決める

Webライターとして記事を書く場合は、クライアントからキーワードを提示されます。

クライアントが提示するキーワードが、どのくらいの人に検索されているのかを知るためには、キーワードプランナーなどのツールを使って調べてみるといいでしょう。

自分でキーワードを選択する場合は、読者がどんな悩みを持っているのかを想像し、導き出したキーワードをラッコキーワードで検索してみましょう。そこで出てきた関連キーワードをコピーし、キーワードプランナーで検索ボリュームをみます。

検索ボリュームが大きいキーワードは、多くの人が閲覧しています。そのぶん、同じテーマで書かれた記事が多く、上位表示されることが難しいキーワードといえます。

②関連キーワードって?

「関連キーワード」とは、特定のキーワードで検索したときに、ページの1番下に出てくるキーワードを指します。これは、検索した最初のキーワードと一緒に検索される頻度の高いキーワードです。

それに対し、「サジェストキーワード」というものがあります。サジェストキーワードは、このパソコンを使って検索しているユーザーの検索傾向やトレンドなども反映された候補を表示されます。

「サジェストキーワード」は客観的データとは言えませんが、検索ボリュームも反映されているため、どのようなキーワードが多く検索されているかの参考になります。

③ターゲットは誰?

このキーワードで検索した読者とはどんな人でしょうか。男性でしょうか?女性でしょうか?年齢は?独身?既婚者?家族構成は?年収は?

Web記事は、目に見えないネットでつながった膨大な数の読者に対して記事を書くのではなく、「ひとりの読者(ターゲット)」を想定して書いていきます。

パソコンやスマホの画面は、読者がひとりで見ていることが多いでしょう。だから記事を読むのは、あくまでも「ひとりの読者」なのです。記事を読むかもしれない膨大な数の「ひとりの読者」に語りかけるように書いていきます。

その「ひとりの読者」が、どんな理由でキーワード検索したのかを想像してみます。キーワードを検索した背景には、「悩みを解決して、どうなりたいか」があるはずです。

妄想でいいので、できるだけ具体的な人物像(ペルソナ)を設定しておくと、語りかけるような記事を書きやすくなります。そうすると、読者に寄りそった記事を書くことができます。

④検索上位記事を調べる

次に、キーワード検索をした最初のページにある記事内容をチェックします。検索したページに上位表示されている記事は、多くの読者に読まれた結果から表示されているので、読者の悩みを解決したヒントが隠されているといえるでしょう。

見出しを見るだけでも、どんな情報が書かれているかがわかるため、上位5〜10記事をチェックしてみましょう。

ただ、その上位記事の内容が、検索したすべての読者の悩みを解決しているとは限りません。これから書く記事は、上位記事を参考にしながら、オリジナリティのある内容を書いていきましょう。

⑤ターゲットのニーズを探る

読者はなぜ検索窓にそのキーワードを書いて、検索したのかを考えます。

Yahoo知恵袋でリアルな悩みを検索してみて、参考にしてもいいでしょう。

読者の悩みには、検索したキーワードで悩みを解決したい「顕在ニーズ」と、悩みを解決したい根本的な悩み・希望でもある「潜在ニーズ」に分けられます。

Web記事では、読者がいますぐ解決したい悩み「顕在ニーズ」と将来的に解決したい悩み「潜在ニーズ」の、両方に応える内容を目指します

検索上位記事やYahoo知恵袋を参考にしながら、③で具体的に設定したターゲットユーザーがどんな悩みを持っているか、想像しながら箇条書きにして書き出して見ましょう。その内容を「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」に分けてみてください。

⑥見出しを作る

読者の悩みを分けてみると、どのような内容で記事を書いていくと読者の悩みを解決できるかが、徐々に見えてきます。

書き出した内容をふまえて、見出しを作っていきましょう。そして重複している内容を取り除きます。

次に、どの順番の見出しであれば読みやすいかを考えます。読んでいて違和感のない、わかりやすい順番になるよう、読者の悩みが解決されるまでの流れをつくりましょう。

⑦タイトルを作る

記事のタイトルを考えるのは最後でなくてもいいのですが、記事の内容が決まった後の方がつくりやすいため、最後のステップとしました。

タイトルは記事全体の内容を端的にあらわし、キーワードが違和感なく入った、わかりやすい言葉でつくります。

キャッチーな言葉を入れると読者の目を引きやすくなりますが、不自然な言葉にならないように気をつけましょう。

記事構成は初心者でも簡単に作れます

ここまで、初心者でも簡単に作れる記事構成の作り方を、7ステップにして解説してきました。

この記事の最初に提示した「記事構成のテンプレート」の内容を埋めていけば、初めて記事構成を作る人も簡単に作成できます。

記事構成を作ってから執筆すると、書くスピードが格段に早くなります。ひとつのキーワードに沿って話題がブレずに書けるため、記事の内容も濃いものにできるでしょう。

記事構成のテンプレートを使って、ぜひチャレンジしてみてください。

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