
Webライターのデメリットは?
Webライターを始めても、ほとんどの人は続けられないって本当?
Webライターをいろいろ調べてみたけれど、高収入を稼いでる人の情報ばかり。でも実際は続けられなかった人も多そうだし……。
この記事では「Webライターはデメリットばかりなの?」「本当のところはどうなの?」と思われている人に向けて、現役Webライターが伝えたいデメリットとその解決方法を詳しく開設します。
この記事でわかる事は以下の通り。
- Webライターのデメリットがわかる
- デメリットの解決方法がわかる
私の場合、Webライターとして平日1日6時間働いて、初月の収入は14,041円でした。そして3ヶ月目で5万円を超えました。
私はタスク案件をほとんどやらず、初めからプロジェクト案件(長文を書くタイプの依頼)に応募していました。早く長い文章を書けるようになりたかったから。
この選択が正しいわけではなく、得意分野は人それぞれです。タスク案件だけでパート代を稼ぐ主婦ライターもいます。
細切れにしか時間が取れない人、例えば赤ちゃんのお世話しながら書いている、仕事の合間でライター業をしているなどの場合は、タスク案件の方が向いています。
現役Webライターが伝えるリアルなデメリット9つと解決方法

ここからは、私がWebライターをしながら感じたデメリットを解説します。
一般的な見解よりも、私の実感をベースに書いていきます。
実践的な解決方法もお伝えするので、参考にしてみてください。
1:すぐに稼げない
Webライターを始める前から覚悟はしていましたが、最初の振り込み金額を見て「時給にしたらいくらだよ!」と怒りが込み上げました。
パートに出ていれば、時給1,000円くらいは貰えます。
私はWebライターをやっていてよかったのだろうかと、気持ちがグラグラしました。
これは相当頑張らないとダメかもなと、ある意味覚悟が決まりましたけどね。
始めからしっかり収入が欲しいと思っている人は、かなりの時間を費やすか、高単価の案件が受注できる資格を持つしかありません。
解決方法:3カ月は研修期間と割り切る
最初の3カ月は会社員の研修期間だと思って、いろいろな案件にチャレンジするといいでしょう。
Webライターを始める前に、3カ月分の生活費を用意しておくと安心です。
私の場合、作業がつらいと感じたのは、最初の1カ月くらい。
恋愛系やちょっとスピリチュアル系などの案件を書いたりして、普段の生活では味わえない世界を知ることが面白いなあと感じていました。
3カ月目になると、毎日応募することや書くことなどにも慣れてきて、すんなり5万円を越えました。
2:ライバルが多い
私がWebライターを始めた頃、クラウドソーシングの案件に応募しようとしたら、かなりの確率で20件以上の応募数がありました。
特に転職や子育て、ペット、美容ジャンルなど、私が書けそうと思ったところは50件以上の応募が!
「これは応募しても受からないな」と、何度思ったかしれません。
私がWebライターを目指したのは、仕事で活かせる資格はないけれど、在宅ワークをしたかったから。
同じような考え人がWebライターで収入を得ようとしているわけで、手軽に始められるため、ライバルが多いのは当たり前です。
解決方法:応募数0件を狙う
毎日募集をチェックして新着案件を狙う、これは本当に効果があります。
私はクラウドソーシングを発注者として利用しているブロガーの記事を読んで、実行するようになり、何度も案件を獲得できました。
その人によると、発注者側は応募開始した直後がいちばん、応募してくれる人はいないかとソワソワするそうです。

発注する側も、応募がなかったら落ち込みますよね
そこで最初に応募してくれた人に、過剰に良い印象を持ってしまうようです。
もちろん応募文がそれなりの内容でないと「あれ?ダメかも」となるでしょうけどね。
解決方法:プロフィール・応募文を差別化
初心者であっても、きちんとした人だなという印象を残すためには、しっかりとした内容のプロフィールや応募文が必要です。
簡単なものですませるのではなく、自分が応募した案件で提供できる強みを最大限アピールしましょう。
詳しくはこちらでも紹介しています。
3:書く技術がいる
Webライターの記事は、検索した情報にほとんど初めて触れる人にも、わかりやすい内容を書かなくてはなりません。
さらに読みやすく、違和感のないような構成、文体を必要とします。
初心者にとっては、まったく知らない業界のことをリサーチして書くだけでも大変ですよね。論理的に物事を説明する長い文章を書いた経験がないと、さらに時間がかかるでしょう。
納品した記事が読みにくい文章だったり、Webライティングのルールに沿っていないと、クライアントから厳しい修正が入るかもしれません。
場合によってはクライアントから失望され、継続して受注できなくなります。
解決方法:とにかく書く
結論から言うと、何度も失敗を繰り返しながら、長文を書き慣れるしかありません。
私の実感としては、10記事程度で書き慣れてきます。
構成や文章の書き方については、教科書となる教材やブログ、書籍、YouTubeなどを見て学びましょう。
論理的な文章を書くためのヒントは、探せば見つけることができます。
そのヒントをもとに試行錯誤しながら、少しずつ実践を繰り返していくことで、成長していくしかないのです。
私は書くのが遅くて、どうしたら解決できるかわからず、いろいろなものを読み漁りました。
そしてやっとわかりやすい!使える!という教材を見つけました。
別記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
4:書かなければ収入が入らない
Webライターは、記事を書いて納品しないと収入がありません。
時間をやり過ごせばお金になるアルバイトとは違い、能動的に仕事をこなしていく必要があります。
そのため風邪をひいたり体調が悪くなると、書くスピードや集中力に支障が出てしまいます。
Webライターになると、文章を書くことだけでなく体調管理も仕事の一部となるため、健康的な生活を送らざるをえません。
解決方法:体調管理とスケジュール管理を徹底
できるだけ「継続あり」のプロジェクト案件に応募すると良いでしょう。
継続案件なら1カ月のスケジュール管理がしやすいためです。
単発案件でも、納期まで余裕のある案件を受注できると安心です。
子どもが小さかったり介護中などの家族がいる場合、自分以上に家族の体調管理も必要です。
納期が決まっているにもかかわらず、家族の看病で仕事ができないということがないようにしましょう。
さらに高収入を狙うのであれば、毎日書き続けるくらいの受注数が必要です。
執筆スピードから逆算して、応募数の数を増やしましょう。
5:クラウドソーシングの手数料が高い
クラウドソーシングの大手、クラウドワークスとランサーズの手数料は以下の通り。
クラウドワークス手数料 | ランサーズ手数料 |
20%(10万円以下・税込) | 16.5%(税込) |
クラウドワークスで1文字1円、3,000文字の案件を受注しても、受け取れるのは2,400円からさらに振り込み手数料が引かれた金額となります。
現実社会ってやっぱり、甘くないですね……。
解決方法:最初は割り切り、いずれ直接契約を目指す
Webライターを始めたばかりであれば、割り切ってクラウドソーシングで仕事をこなしましょう。
経験値が貯まってくれば、直接契約を目指せるようになります。
Web記事の依頼者を探す方法はいくつかありますが、初心者はクラウドソーシングで仕事を探す方が早く受注できます。
クラウドソーシングで仕事をこなし、ポートフォリオが充実してきたら、SNSやフリーランス専用サイトなどで直接契約の営業をしましょう。
6:レギュレーションで混乱
受注する件数が増えてくると、クライアントごとのレギュレーション(執筆ルール)が混乱しがちです。
ターゲット層が異なれば文体も変化しますし、言葉の使い方もクライアントによって指示が異なります。
レギュレーションが守れず記事の修正が多くなると、クライアントに嫌がられて、継続契約が難しくなるでしょう。

それは絶対に避けたい!
解決方法:レギュレーションごとにフォルダ管理と翌日チェック
管理の仕方はできるだけ単純化し確認しやすくすると、見落としが少なくなるでしょう。
私の場合は、記事が載る媒体ごとにフォルダをつくり、レギュレーションを管理しています。
同じクライアントでも、掲載する媒体ごとに違うレギュレーションを渡されるからです。
もうひとつ私が実践しているのは、翌日の朝イチのチェックです。
冷静に記事を見るために、記事を書いた日は寝かせています。
7:クライアントとの相性がある

Webライターをしていると、ストレスを感じるクライアントと出会うこともあります。
どんなタイプにストレスを感じるかは人によるため一概には言えませんが、低価格の案件でも修正を何度も要求してきたり、連絡内容に厳しい口調や激しい言葉を使う人もいるでしょう。
いくつか案件をこなすようになると、依頼がくるのが楽しみなクライアントと、気乗りのしないクライアントの差が出てきます。
Webライターの仕事は人と顔を合わせないため忘れがちですが、クライアントとの相性は仕事を続ける上で、かなり重要なことです。
解決方法:無理して契約する必要はありません
私は会社員のライターでないなら、相性の悪いクライアントと無理して契約する必要はないと考えています。
良質な仕事をしていく上で、ストレスばかりがかかる仕事は負担になるだけです。
ただし!クライアントからの修正指示は、ライティング力アップのための大切な要素となるため、誠実に向き合うべきです。
指示に真剣に向き合い、指示の意図を理解して、修正漏れがないようにしましょう。
しかし、たとえ言葉遣いが丁寧であっても、下請け扱いのような雰囲気が感じられたら、私なら次に依頼がきても断ると思います。
8:スケジュール管理が大変
Webライターで収入を増やすためには、かなりの記事数を書かなくてはならず、スケジュール管理能力が必須です。
クラウドソーシングで苦労して受注ができても、納期が守れないと元も子もありません。
1つの案件でも受注から納品まで「テーマやキーワド指示→リサーチ→(構成づくり)→記事作成→チェック→納品」と工程があります。
これを10本以上となると、かなり計画的に進める必要があります。
解決方法:スケジュール管理ソフトの検討
仕事を効率よく進めるためには、できるだけ早く管理方法を見つけることが大切です。
無料で使えるスケジュール管理ソフトやアプリなども充実しているので、調べてみると良いでしょう。
私の場合は、スプレッドシートに1カ月ごとの日程表を自作して管理しています。
私はパソコンの画面をスライドせずに、1カ月分の項目をひと目で確認したかったのですが、アプリでは見つけられなかったので自作しました。
スケジュール管理画面の使いやすさは個人差があるので、自分に合った方法を見つけましょう。
9:自分の資産にならない
Webライターとして書いた記事は、当たり前ですが、クライアントのものです。
Webライターは納品が終われば、また次の記事、さらに次の記事と受注していきます。
校正や校閲は基本的に別の人に依頼されるため、納品が完了した時点で、書いた記事とはお別れです。
クライアントに了承を得てポートフォリオに載せることはありますが、それはあくまでも実績でしかなく、コピーしたり他の用途に使うことはできません。
Webライターが書いた記事が多くの人に見られ、記事の内容に対して感謝のメールがきたとしても、それはクライアントの元へ届くのです。
解決方法:自分のブログを開設する
自分が書いた記事を自分で自由に扱いたい、書いた記事が役に立ったかを直接知りたいと思う場合は、自分のブログを開設しましょう。
自分のブログであれば、あるテーマに対しての意見を自由に書けますし、レギュレーションも装飾も自分でルールをつくれます。
私もWebライターとして書いた記事がサイトにアップしたのを見て、使われる写真や文字装飾などで、「もっと○○すればいいのにな」と思うこともあります。
自分でブログを運営すると、クライアントのサイト環境や、他の記事とのリンクなどからサイトの方向性などがうかがえるようになります。
それは今後、記事を書いていくのに役立つ情報になるでしょう。
Webライターのデメリットはやり方次第で克服できます
ここまで、Webライターになって感じたデメリットと解決方法を解説しました。
どんな仕事にもデメリットはあります。あとは自分で解決していけるか、解決しようとする気力を持てるかがカギとなるでしょう。
Webライターは「簡単」「すぐに」高収入が得られる仕事ではありません。
ただし私の主観ですが、勉強が必要な専門職、例えばエンジニアのような職種に比べると、そこまでハードルは高くないと感じます。
Webライターに興味がある人は、自分がどのくらい書くことが好きかを知るために、クラウドソーシングでいくつか仕事をしてみてはいかがでしょうか。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
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