
なんにもスキルを持ってないけどWebライターになれる?
あった方が良いスキルってなに?
Webライターって、特別なスキルがなくても始められます。
でもあった方が有利なスキルはあります。その方が早く仕事がもらえるし、まとまった収入を得られるからです。
Webライターのスキルは、仕事を受ける中で身につけていけるものなので、まずは始めてしまうことをおすすめします。
ただし!Webライターには、向き不向きがあります。
スキルがあることよりも、むしろこちらの方が大事です。
私もWebライターを始める前、自分がWebライターに向いているか、これから長く続けていけるタイプなのか、性格的なものも含めて向き不向きも知りたいと思っていました。
確かに努力も必要ですが、そもそも性格的に向いていないのにする努力は、ひたすら消耗しますからね。習慣や考え方を変えるのは、なかなか大変です。
この記事でわかる事は以下の通り。
- Webライター初心者にあると良いスキルがわかる
- Webライターに向いている人がわかる
実際にWebライターになってみて、向き不向きはけっこう重要なことだと感じます。決して楽な仕事とは言えないため、つらいときにあきらめずに踏ん張れるかは、向いていないとキツいかもしれません。
私はWebライターを始める前、特に目立ったスキルはありませんでした。資格もないし、オフィス系のソフトがバリバリ使えるわけではないし……。
でも、少しづつ仕事をもらえましたし、ちゃんと収入を得られるようになりました。
始めてみないと見えない景色もありますから、まずは踏み出してみましょう。
Webライター初心者にあると良い5つのスキル

最初の一歩を踏み出すとき、持っていると自信になるスキルを紹介します。ただ、持っていなくても練習すればすぐに身につくものばかりなので、不安であれば、Webライターの案件に応募する前に少しずつ慣れておきましょう。
PCの基本操作スキル
Webライターの仕事では、基本操作ができれば問題ありません。
Webライターで使う基本操作の範囲とは、エクセルやワード、Googleドキュメント、スプレッドシートを扱えることを指します。
原稿はワードやGoogleドキュメントの形式で保存、またはデータ共有するなどで納品することがほとんどです。
先方からの指示は、クラウドソーシングの場合はサイト内のチャット、直接契約の場合はメールやChatwork、Slackなどのアプリですし、エクセルなどに詳細が記載されています。
これらが使えない場合は、Webライターを始める前にできるだけ使用してみましょう。
タイピングスキル
タイピングスキルは持っていると、記事を書くストレスがかなり軽減されるため、とても役に立ちます。
早ければ早いほど楽になるため、Webライターを始める前から、ブログなどで文章を練習しながらタイピングの手の動きを意識しておきましょう。
ぜひ事前に試しておくことをおすすめしたいのは、音声入力です。

音声入力の性能が良くて、びっくりしました
Googleドキュメントでも、テキストエディタでも音声入力はできますが、少し操作方法が異なります。パソコンの種類によっても、使用方法が違うかもしれません。
やってみるとわかりますが、かなり声を拾ってくれるため、タイピングをやめて音声入力だけでもいいのではないかと思ったこともありました。
私も長文を書き続けて腱鞘炎になりそうなときや、気分を変えたいときに使っています。ただし、改行や修正は必要です。
文章の言葉と話す言葉の違いに難しさを感じるかもしれませんが、慣れると音声入力の方が楽な人もいるでしょう。
リサーチするスキル
Webライターの仕事の半分は、リサーチです。リサーチ力があると、全く知見のないジャンルの記事も引き受けられます。
依頼されたキーワードやテーマを、リサーチでどんどん深掘りして記事を書いていくと、それまで得意だと思ってもみなかったジャンルに詳しくなっていきますよ。
調べていくとテーマの内容だけでなく、その業界の背景や、歴史、海外との関係など、表面では見えていないことまで深く知ることができるため、社会勉強ができてラッキーです。
テーマをリサーチしたあとは、読者がどんな記事を求めているかをリサーチしていきます。記事はあくまでも読む人のためにあるもの。Webライターは、自分の好奇心よりも読者の欲求を優先した記事を、ひたすら書き続ける仕事です。
ライティングスキル
Webライターは、ライター業の中でもインターネット上の記事執筆に特化したライターです。
ネットサーフィンする読者に、飛ばし読み&ながら読みされることが前提のため、言葉のインパクトやわかりやすさ、ひらがなや漢字の分量にも気を配ります。
クラウドソーシングの案件には500文字程度の依頼もありますが、記事単価が安く、数をこなさないとまとまった収入を得られません。
Webライターを始める前に、1つのテーマに対して3,000文字以上の長文を書けるよう、自分のブログで書く練習をしましょう。長文を書けると、1記事書くだけでまとまった収入が見込めるため、作業が楽になりますよ。
私も最初は、書籍や有料教材を手がかりに練習しました。私の文章の書き方の教科書は別ページで紹介しています。ライティングスキルを上げる勉強は、今でも続けています。
SEOの基礎知識
SEOとは、検索エンジン最適化のことです。
検索エンジン最適化とは、GoogleやYahooなどでキーワード検索したときに、記事が上位に表示されるよう、対策することです。Web記事は表示順位が高いほど読者に見てもらえるため、サイト運営者は誰もが上位表示されるための対策をしています。
そのため、Webライターの記事にもSEO対策を求められ、検索エンジンから評価され上位表示される記事が書けるWebライターは記事単価が高くなります。

なんだかんだで、これが1番大事!
検索エンジンの評価は「ユーザーの役に立つコンテンツ」であることを基準にしています。
評価を得るためのテクニックは、ネット検索でいろいろ出てくるため、いくつか見ておきましょう。
ただ、文章を書くのに四苦八苦している段階では、それほど意識しなくてもいいでしょう。まずはライティングスキルを上げることが重要です。
しかしWebライターにとってSEO知識は必須ですし、高単価の案件を獲得できるため、早めに理解して実践できるようにしておきましょう。
スキルなしでもWebライターに向いている人

文章を読める
私は文章が「書けるか」よりも「読めるか」の方が重要だと思います。
Webライターは日々の業務の中で、記事をたくさん読むことになります。キーワードやテーマからリサーチしたり、クライアントからの細かいレギュレーション(指示書)を読んだり、自分の書いた文章を見直して誤字脱字や言い回しの変更をしたり。
読むことが苦痛になると、効率よく作業をこなせないため、収入に影響します。
「読める」ことを鍛えるために、日頃からネット記事や、書籍・雑誌など、読むことを習慣にしていきましょう。
文章が書ける
Webライターは文章を書くのが仕事のため、書くこと自体が好きだと、多くの仕事量をこなせます。
Webライターとして書く記事には、自分の考えや感じていることなどは、ほとんど書きません。依頼される記事は、クライアントが読んでほしいターゲットに向けて発信されるもの。書く内容も、読者が望んでいる文章を書いていきます(たまに実体験も依頼されますが、役に立つこと前提です)。
細かい情報も余さず丁寧に書くことが求められ、言葉の重複やゆれ(1つの記事内で同じ意味の言葉を統一して使えていないこと)に気をつけながら、わかりやすく書かなければなりません。
そのためにはライティングスキルが必要となってくるため、私も試行錯誤しながら勉強しています。
好奇心が旺盛
Webライターの仕事で面白く感じるのは、今まで興味もなく、関わったこともないジャンルを調べられることです。
たまたま依頼された案件で、ニュースなどで話題になっていたことや、最近よく耳にする言葉などを調べる機会があります。実はこんな世界情勢と関わっていた、政治が絡んでいたなど、世の中のカラクリを知って納得したりします。
いろんなジャンルに挑戦するとき、自分の興味以外にもアンテナをはれる人、はりたいと思う人はWebライターの仕事を楽しめるでしょう。
伝えたい欲求がある
Webライターは読み手の思考を考えながら、かゆいところに手が届くように、こんなことまで書くの?というくらい、徹底的に記事にしていきます。
解決方法や考え方が分からずに悩んでいる人や探している人に向けて、ここにあるよ〜と伝えていくことがWebライターの仕事です。
自分の知っている情報を誰かに伝えたい、役に立ちたいと思える人は、Webライターとしてやりがいを感じられるでしょう。
集中力がある
まとまった長文を書くためには、かなりの集中力がいります。
Webライターは在宅で仕事ができるというメリットがありますが、反面、いつでも仕事を放棄できてしまえる環境でもあります。誘惑に負けてしまうと仕事量がこなせず、収入が得られません。
もちろん気分転換を適度に入れないと集中力を発揮できないため、休憩はするべきです。
自分の怠惰な感情に負けないためにも、やる気をコントロールするスキルは必要でしょう。
スケジュール管理が得意
Webライターは納期を守ることが絶対なため、スケジュール管理能力は必須といえます。
初心者が月10本以上の依頼が獲得できたとき、効率よく作業をこなさないと、納期を守るために生活の時間を犠牲にすることになりかねません。
仕方なく睡眠時間や自由時間を削りながら作業することもあるでしょうが、Webライターを長く続けるなら、早めに対策する必要があります。そうしないと体が持ちません。
そのためリサーチする時間、ライティングの時間、推敲する時間の配分を、週単位または月単位で計画的に管理する必要があります。

体調管理も仕事のうち!
ひとりでコツコツと作業できる
ほとんどのフリーランスWebライターは在宅で仕事をしています。クライアントと打ち合わせすることはありますが、全体の仕事量の中ではそれほど時間を取りません。1日中パソコンに向き合い、自分を律しながら黙々と作業ができないと、まとまった作業量がこなせなくなります。
自分のペース配分をつかみながら、体に無理をかけない程度で、コツコツ作業ができる人が向いているでしょう。
コミュニケーション能力がある
私がWebライターを始める前は、Webライターは家に引きこもりながら、あるいはカフェでひとりで作業していて、誰とも話さないイメージでした。確かにそれは、ほとんど正解です。
ただWebライターを始めてみて感じたのは、「テキストコミュニケーション能力」が重要だということです。
クライアントへの質問や要望などを、失礼のない文体でしっかり伝えられる技術の有無は、仕事のやりやすさに関わってきます。わかりやすい質問文で書かなければ、何度もやり取りすることになり、クライアントに良い印象を与えません。
テキストを使ったやり取りであっても、ZOOMなどの対面であっても、「相手を気づかい、真摯な対応ができる」といったコミュニケーション能力がある人が有利となります。誰しも、仕事がしやすい相手と継続契約をしたいと思うものです。
コミュニケーション力に自信がない人も、誠実な対応は必ず評価されるため、できるだけ相手のことを考えながら行動しましょう。
スキルなしでWebライターに向いていない人・続かない人

文章を書けない・読めない
大量の文章を読んだり書いたりすることは、かなり脳みそと体力を使います。話すこととは別の場所が活性化するため、慣れていないと苦痛を感じる人もいるかもしれません。
まったく向いていない人でない限り、書く作業自体は続けていけば慣れてきます。まずは副業や文字数の少ない案件から始めるなど、自分が文章を書き続けられるかを、見極めてみてはいかがでしょうか。
人によっては、書くことよりも話すことが得意な場合もあります。どちらもできると、さらに良いですけど……。
話すのが得意なら、音声入力という方法もありますよ。
集中力が続かない
Webライターをしていると、文章の意味がちゃんと通じる書き方ができているか、考える時間が多くあります。
全体の流れがスムーズか、ひとつの文章が長すぎないか、内容が伝わる文章になっているかなど、細かい点も自分でチェックしていきます。
同じ文章を何度も見直すような作業に集中できないと、内容のチェックが疎かになってしまい、クライアントからの評価を下げてしまうでしょう。
集中力を維持するためには、適度に休憩を挟んだり、いろいろな仕事を並行作業してみたり、自分の性格に合った工夫が必要です。
自己表現を優先してしまう
Webライターが請け負う記事は、自分の媒体ではないですし、読者の悩みを解決するためのものです。そのため、テーマに対しての自分の考え方や評価など、自己表現を書いてしまう人は向いていません。
依頼される内容によっては、自分の体験談も交えて書く場合もありますが、読者の悩みに関係する内容に限られます。
自己表現をしたい欲求があるならば、自分のブログを開設して書くのもおすすめです。
好きなことしか興味がない
初心者がクラウドソーシングなどで案件を探すとき、好きなジャンルばかりだと案件数がなくなる可能性があります。
投資、美容、仮想通貨、転職、マーケティングなどのジャンルは多くの募集案件がありますが、趣味やニッチなジャンルとなると、なかなか見つけられないでしょう。
好きなことしか興味がなく、応募する数が少ないと、まとまった収入が得られません。
リサーチして書くつもりで、ジャンルの幅を広げる勇気を持ちましょう。
向上心がない
Webライターのライティングスキルを上げていくことは、着実に収入アップにつながります。
しかし、在宅で作業していると、外部からの刺激も受けづらいため、自分を甘やかしてしまうかもしれません。それでもグッとモチベーションを上げてスキルアップしていく必要があります。
向上心がないと成長できず、少ない収入のままでやる気もなくなるため、Webライターを続けられないでしょう。
コミュニケーションが苦手
Webライターの仕事内容によっては、クライアントと対面で打ち合わせをしたり、取材して記事を書くなど、コミュニケーション力が必要な場面もあります。
そのような場面を避けられたとしても、クライアントとのチャットやメールでのやり取りは発生します。
テキストコミュニケーションできちんとしたマナー対応ができないと、Webライターで仕事を継続することは難しくなるでしょう。日々のささいなやり取りが、クライアントとの信頼関係を築き、仕事量を増やす大きな要素だからです。
Webライターはスキルがなくても少しずつスキルアップしていける
Webライターのあると良いスキルと向き不向きが分かれば、Webライターとして自分が活動していけるかが、ぼんやりとでも分かってくるでしょう。
すぐに会社を辞めてWebライターとして独立したい場合は、集中してスキルアップすることをお勧めします。
副業や扶養範囲内での収入ということであれば、自分のペースで勉強していけば、少しずつ変化していけるでしょう。
スキルアップすると自分の自信につながり、応募数が増え、その分受注案件も増えます。すると作業量も目に見える形で増えていくため、さらにスキルアップすることになり、おのずと収入増が期待できるといった好循環が生まれます。
最初は慣れない作業も多く、ツラいな…と感じることもあるかもしれませんが、続けることがいちばんのスキルアップ術です。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
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