
Webライターをしたいけど、どうやって始めたらいいの?
始める前にやっておいた方がいいことってあるの?
未経験からWebライターになるための、準備することやモノが分かっていると始めやすいのではないでしょうか。
これからWebライターに挑戦してみたいなと思っている人に向けて、最初に準備しておくと便利なものだけでなく、心の準備も含めて解説していきます。
この記事でわかる事は以下の通り。
- Webライターを始めるための手順
- Webライターを始めるための心構え
- 文章力の準備
私はWebライターになる決心をしてから会社を辞めるまで、7カ月かかりました。
副業禁止の会社だったため、バレるのも面倒だったから副業はしないつもりだったんですが、文章を書く練習用に立ち上げたブログには、やり方の勉強も兼ねてASPの商品広告やアドセンス広告を掲載していました。
ぜ〜んぜん効果はなかったですけどね。
Webライター実践開始は、会社を辞めてハローワークに通いながら。アルバイトはしても失業保険がもらえると知って、クラウドソーシングで応募してみたら、すぐに仕事を受注できました。
そのあたりについては他の記事で詳しく書いています。
Webライター未経験からの始め方:7つの手順

具体的な手順は7ステップあります。
- パソコンとネット環境を用意
- スケジュール管理のツールを用意
- 仕事用のメールアドレスを用意
- 仕事用の銀行口座を用意
- ポートフォリオ用のブログを用意
- クラウドソーシングに登録
- プロフィールを記入

順番に解説していきますね
1:パソコンとネット環境を用意
Webライターはパソコンで仕事をするため、作業用パソコンは1台用意しましょう。
スマホでもできる案件はあると思いますが、しっかり収入を得たいと思うなら、パソコンで作業することをおすすめします。
スペックはそれほど高い必要はありません。値段も安いのもので大丈夫。WindowsでもMacでも使いやすい方がいいでしょう。
ただし、困るとしたら容量の問題があるかもしれません。
Webライターの業務の中で、写真を選定や加工を求められる場合があります。写真データは文字データよりもデータが重く、パソコン内に大量に保存することがあると、パソコンが動かなくなる可能性は否定できません。
その場合、保存場所にクラウド、または外付けのハードディスクを使うと便利ですが、少しお金がかかります。
始めたばかりの頃からパソコンの容量オーバーにはならないので、請け負う仕事内容をある程度見極めてから用意しても、十分間に合いますよ。
そしてインターネットの接続環境は、万全にしておきましょう。
Webライターの仕事は、やり取りすべてがネットを介して行います。できた原稿を送ろうとしたら何度も回線が切れたりして、つながる場所を探して外出する羽目になるなど、手間やストレスがかかると仕事がしづらく感じるでしょう。
逆に考えると、パソコンとネット環境さえあればできる仕事のため、いつでもどこでも、身軽な状態で仕事ができるのがWebライターの魅力です。
2:スケジュール管理のツールを用意
スケジュール管理の方法を考えておくことは、私の経験から、絶対やっておいた方がいいです。
私も始める前にブログで書かれているのを見て、半信半疑で始めましたが、後々めちゃくちゃ役に立ちました。
Webライターの仕事はスケジュール管理が命です。
特に私の場合はワンオペ育児中で、1日6時間という制約の中で仕事をしているため、うまく配分しないと収入が減ってしまいます。
やり方は自分に合う方法でいいと思います。手書きでもGoogleカレンダーでも、アプリでも。私はスプレッドシートにひと月分の表をつくって管理しています。
私は記事本数が10本超えたあたりで、スケジュール調整の大切さが身に染みてきました。
Webライターの仕事は、記事を書くだけではなく、構成を考えることもありますし、リサーチにはかなり時間がかかります。
自分がどのくらいで記事を書けるかのスピードを把握しておく必要もあります。
Webライターを始めたばかりの頃は、記事を書く時間、リサーチする時間を予定に入れ、限られた時間内に完了させるのに四苦八苦していました。3カ月も続けていると書く時間もリサーチする時間も、慣れてかなり短縮できますから安心してください。
自分にあったスケジュール管理を見つけ、早めに導入して習慣づけしておくと、仕事が楽になるでしょう。
3:仕事用のメールアドレスを用意
これは人によるかもしれません。複数あると確認するのが大変!と思う人もいるかもしれないからです。
私はプライベートで使っているアドレスと分けておかないと、大事な連絡を見落としてしまいそうだったため、仕事用アドレスを用意しました。
クラウドソーシング内には連絡用チャットがありますが、登録したメールアドレスにも書き込みの通知がくるため、結構な数のメールを受け取ります。
直接契約の場合は、連絡方法がメールとは限らなくなりますが、万一のためにメールアドレスは必要となるでしょう。
私の経験からですが、クラウドソーシングを始める前に用意しておくことをおすすめします。
4:仕事用の銀行口座を用意
こちらも収入額や確認の手間などによって、用意する必要性を感じない人もいるかもしれません。
ただし、確定申告で青色申告する予定の人は必ず用意しましょう。帳簿付けの手間が全然違います。
こちらもクラウドソーシングに登録する前であれば、登録口座を変更しなくて済むため、早めに開設しておきましょう。
5:ポートフォリオ用のブログを用意
Webライター未経験の人は必ず自分のブログをつくりましょう。できれば無料のサーバーではなく、有料サーバーを使い、ワードプレスでブログ開設することをおすすめします。
なぜかというと、Webライター未経験者にとって、メリットがたくさんあるからです。
- 記事を書く練習ができる
- 書いた記事がポートフォリオとして活用できる
- ワードプレスを支えることで、仕事の幅が広がる
Webライター未経験の人が、いきなり3,000文字の記事を受注しても、書くだけで数日かかるでしょう。その前に自前のブログがあれば、長文を書く練習ができます。
パソコン上でテキストファイルでも練習できますが、それは誰にも見せられません。
クラウドソーシングで営業すると、実績やポートフォリオ(実例集)の提示を求められます。クライアントはちゃんと書けるライターを探しているわけですから、当然でしょう。
未経験者は実績を示せませんが、練習で書いた記事がポートフォリオとして役に立ちます。10記事程度書いていれば、ブログとしての体裁は保てますし、書き方にも慣れてくるでしょう。
念のため書いた記事を見直して、あまりヒドイようであれば手直しすればOKです。何度も手直しできるのもブログの良いところですね。
そしてブログのURLを貼りつけて、

実績はありませんが、ブログを運営しています
とアピールできます。
さらにワードプレスの操作方法を知っていると、直接入稿の仕事を受注できます。記事だけで受注するよりも少し単価がプラスされます。
登録するのに少し手間がかかりますが、ぜひ自分のブログを用意しましょう。
wonder-roco.hita8-blog.com/wordpress-kakikata/
6:クラウドソーシングに登録
ここまでの準備ができたら、クラウドソーシングに登録しましょう。
Webライター未経験で、人脈を使って直接営業ができない場合は、クラウドソーシングの仕事で実績を積んでいくのがおすすめです。
まずは上記の2つに登録すれば、募集されている案件数が多いため、受注することが期待できます。
約10万円の収入までなら、この2つで受注した案件で十分収入が得られます。
7:プロフィールを記入
クラウドソーシングに登録したら、プロフィールを記入します。ここは渾身の力で書きましょう。
空欄はつくらず、文字を目一杯書くようにすると、熱意が伝わりやすくなります。Webライター未経験でアピールできることは、過去の仕事の実績と熱意、仕事への姿勢や誠実さです。
自分がクライアントの立場なら、どんな人にお願いしたいですか?「初心者」「未経験」の人を雇いたいですか? そんなことありませんよね。
ウソをついてはダメですが、あえて「初心者」「未経験」という言葉を入れる必要はありません。
プロフィールの具体的な書き方は別の記事で、詳しく紹介しますね。
Webライター未経験からの始め方:心の準備

ここでは、私がWebライターの仕事で経験したことから、メンタル面で事前に知っておいた方がいいと感じたことをお伝えします。
- 楽に収入は得られない
- 孤独感を感じるかも
- 応募数が少ないと受注もできない
- 納期は必ず守る
- 不明点は必ず確認する
- FB(フィードバック)で成長する

知っておくと、のちのち立ち直るのが早くなると思います
楽に収入は得られない
Webライターを始めたばかりの実績がない状態で営業しても、0.5円などの低単価の案件しか受注できないのが現実です。
さらに文章を書くスピードが遅く、知らないジャンルだと調べながら書くことになり、1記事書くのに1週間かかったりするかもしれません。時給換算すると数百円なんてことも…。けっこうツラい気持ちになります。
しかしこれは全てのWebライターが通る道です。今ものすごく稼いでいるWebライターも、始めた当初は同じように悩んでいます。
ただ収入を増額できる人とそうでない人の差は、結局作業量の差や、チャレンジの差です。
書くスピードは、続けていれば必ず早くなります。数記事書いてみて仕事の進め方などがわかったら、1文字1円以上の案件に応募し、収入を増やしていきましょう。
孤独感を感じるかも
Webライターは在宅で仕事をするため、ひとりで黙々と作業する毎日が待っています。
人によっては、強烈に孤独を感じるかもしれません。特に低単価の仕事しか受注できず、収入が全然見込めないときは、落ち込むことも多いでしょう。
友人や家族との時間を大事にするという対策もありますが、それが難しい場合は、SNSやオンラインサロンで同じWebライターをしている人にコメントを送ってみてもいいかもしれません。
Webライターを続ける限り、ひとりで仕事をする時間が多いのは変わらないため、孤独に対処する方法を探しておくといいでしょう。
応募数が少ないと受注もできない
Webライターの仕事をたくさん受注して収入を得たくても、最初は実績が少ないため、なかなか受注できないでしょう。
クラウドソーシングでは未経験者でもOKな案件はたくさんあります。ただし、応募者数も多いため受注できるとは限りません。
この場合は「数打ちゃ当たる」でいきましょう。1日5〜10件の応募を続けてみましょう。優先順位は得意なジャンルからでもいいですが、ジャンルにこだわると応募できる件数がなくなってしまうので、できるかわからなくてもチャレンジしましょう。
必死に調べて記事を書いていくと、知識が蓄積されていきます。私もエイッと応募した初めてのジャンルを受注し、調べながら記事を書くことで、思わぬ分野が得意分野となりました。
とにかくガムシャラに応募すること。それでしか受注はできません!
納期は必ず守る
社会人としては当たり前のことですが、モノを制作する職業にとっての納期は、商品の質より優先するほど大事です。極論ではありますが、私のデザイナー時代もそうでした。
もちろん商品の質が高く、納期が守れる制作者が重宝されるため、質を落としていいということではありません。しかしそれほど死守するつもりでいないと、Webライターは続けられないものと思って仕事をすることをおすすめします。
なぜなら制作の仕事は、ひとりで完結する仕事ではないからです。記事完成後、複数人の修正チェックやワードプレスに入稿作業など、誰かが記事の完成後に仕事をしています。自分の納品の遅れは、その人たちのスケジュールを変更させることになるからです。
避けられない事情があり、どうしても遅れてしまう場合は、時間を置かずにクライアントに連絡しましょう。スケジュール調整は時間があるほどしやすいためです。
クライアントや見えない誰かのために、納期は守りましょう。
不明点は必ず確認する
不明点を確認する理由は、二度手間を起こさないためです。
Webライターを始めたばかりの頃は、使われている用語もわからないこともあるでしょう。まずは自分で調べて、不明点がないようにします。調べきれないことがあれば、聞きづらいかもしれませんが、丁寧な質問文を用意してクライアントに聞きましょう。
納期を必死に守っても、勘違いがあったり、クライアントの意図と違う記事を書いてしまうと修正しなければなりません。それでは、自分の評価を下げる結果を招いてしまいます。

聞き辛い気持ちはよく分かります!
事前に、質問文やお礼の内容をフォーマット化しておくと、心が少し軽くなりますよ。
Webライター未経験からの始め方:文章力の準備

タイピングスキル
タイピングが苦手だと、Webライターとして仕事をするのに支障があります。しかし練習すれば、必ず早くなります。
できればWebライターを始める前、ブログなどで文章を練習する段階から、タイピングの手の動きを意識して早く打てるようにしておきましょう。
文章を打ち込む方法として、音声入力もあります。
私も長文を書き続けて腱鞘炎になりそうなときにや、気分を変えたいときに使っています。
まずはやってみてください。かなり声を拾ってくれて、性能の良さを実感できます。ただし、改行や修正は必要です。パソコンの種類によって使用方法が違うかもしれませんが、Googleドキュメントでも使えますよ。
やってみると、文章の言葉と話す言葉の違いに難しさを感じるかもしれませんが、慣れると音声入力の方が楽な人もいるでしょう。
入力方法は、自分に合うやり方を模索してみましょう。
リサーチするスキル
Webライターの仕事の半分は、リサーチと言ってもいいくらい、リサーチが重要です。
リサーチすることを苦にしていては、受注するジャンルの幅を狭めてしまい、収入が増やせません。
依頼されたキーワードやテーマを、リサーチでどんどん深掘りして記事を書いていくと、それまで得意だと思ってもみなかったジャンルに詳しくなっていきます。
知らないことを知りたい、そんな好奇心や探究心を持っていると、Webライターの仕事を楽しめるでしょう。
ライティングスキル
Webライターとは、ライター業の中でもインターネット上の記事に特化したライターです。
紙媒体とは違うルールがあり、読者に飛ばし読みをされることが前提のため、言葉の分かりやすさを求められます。
タスク案件で500文字程度の依頼もありますが、記事単価が安く、数をこなさないとまとまった収入を得られません。
1つのテーマに対して3,000文字以上の長文を書けると、大幅な収入増が見込めます。そのため、自分のブログで書く練習をしましょう。
私も最初は、書籍や有料教材を手がかりに練習しました。
私の文章の書き方の教科書は別ページで紹介しています。
SEOの基礎知識
SEOとは、検索エンジン最適化のこと。
GoogleやYahooなどでキーワード検索したときに、記事が表示される順位が高いほど読者に見てもらえるため、サイト運営者は誰もが上位表示されるための対策をしています。
そのため、Webライターの記事にもSEO対策を求められ、検索エンジンから評価され上位表示される記事が書けるWebライターは記事単価が高くなります。
検索エンジンの評価の基準は「ユーザーの役に立つコンテンツ」であること。評価を得るためのテクニックは、ネット検索でいろいろ出てくるため、いくつか見ておきましょう。
ただ、文章を書くのに必死になっている段階では、それほど意識しなくてもいいと思います。まずは文章を完成させることが優先です。
しかしWebライターにとってSEO知識は必須ですし、高単価の案件を獲得できるため、早めに理解して実践できるようにしておきましょう。
SEOは奥が深く、テクニックがいろいろあります。でも徐々に知識をつけていけば大丈夫!
おしまいに
私もWebライターを始める前に現役Webライターのブログを読みあさり、準備しておいた方がいいことは何かを調べました。
実際にWebライターを始めたとき、しっかり準備しておいてよかったと感じます。あとは気持ちを強く持って、クラウドソーシングで応募をひたすらするだけです。
最初は自信もなく、必死に作業することになると思います。
そんな時も、あまり自分の実力を卑下せず、単価の安い案件に応募し続けないようにしましょう。続けてしまうと、自分の体力と精神を追い込んでいきかねません。
クラウドソーシングの評価欄に経験値が数件でもたまったら、もう初心者意識を無くして、1文字1円以上の仕事に応募していきましょう。
そうすれば短期間で、月5万円の収入への道が見えてきますよ。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめの教材を詳しく解説しています。ぜひご覧ください!