Webライター初心者にとってフィードバックは大切!私がもらったFBを公開

Webライティング

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こんにちは!
Webライターのろこひたです

WEBライターを始めたばかりの方の中には、自分の記事に対して、大量のフィードバック(修正指示や評価)をもらってびっくりする人もいるでしょう。

調べるのも書くのも何時間もかかって、なんとか書き切って自分なりにチェックして、納期に間に合わせた記事だからこそ、悲しい気持ちになることも。

ものすごい数の修正とコメントがついたフィードバックがあると、自分の実力のなさを実感させられて、落ち込みますよね。コメントのひとつ一つが胸にズバズバと突き刺さる人もいるでしょう。

しかし、Webライター初心者にとって、フィードバックは大切かつ宝物です!

フィードバックがなければ、自分の文章力の欠点を客観的に見ることは、現実的に難しいでしょう。

ただ、私も冷静に捉えられないくらい落ち込む時期が長くありました。胃が痛くて、Webライターに向いてないんじゃないかと思ったものです。

そこで今回は、私と同じように苦しむWebライター初心者の方に向けて、フィードバックが大切な理由や、私がこれまでに指摘されたフィードバックの実例を紹介します。

Webライター初心者にフィードバックが大切な理由

ここでは、Webライター初心者にフィードバックが大切な理由を解説します。

ここで書いた気づきは、私がクライアントからのフィードバックにおびえて暮らした経験を経て、やっと得られたものです。しかし、もっと早くフィードバックの意義を理解していれば、苦しまずにすんだかもしれません。

私と同じ過ちを繰り返さないよう、ぜひ参考にしてください。

自分では気付けない誤りを指摘してもらえる

フィードバックが大切な理由の第一は、自分では気付けない誤りを指摘してもらえることです。

これは文章力やWebライティングのルールを学ぶ上でも、かなり大きなメリットです。

自分の文章は、生み出すのにかなりの労力がかかるため、なかなか客観視できないもの。無料ツールなどで誤字脱字チェックできても、文法上の間違いやレギュレーションの誤りなどを完璧に修正することは難しいでしょう。

そのため、クライアントからのフィードバックは、自分のクセや思い込みの強さから見つけられなかった誤りを見つけてもらえる、大切な場所といえます。

Webライターとして成長していくためには、フィードバックを真摯に受け止めて修正し、指示内容をしっかり身につけていくことが重要です。

そしてその先に、高評価・高報酬が見えてくるのです。

SEOの知識が増える

フィードバックの大切な理由の2つめは、SEOの知識が増えることです。

Webライター初心者は、テーマやキーワードリサーチして文章を書き起こすことに精一杯な場合も多いでしょう。

SEOが重要だということは知っていても、レギュレーションに書かれていることを必死にこなすだけで、知識習得は後回しになりがちです。

しかし、フィードバックの中にはSEOに関連することも指示されることが多くあります。

私も以前、どこかで聞きかじったSEOの手法を指摘されたことがあり「こういうことか」と納得したことがありました。

Webライターを始めたばかりで、SEOがなんとなくしか理解できていない時期のフィードバックは、実践的に学べる良い機会になるでしょう。

文章を書いていく自信につながる

フィードバックの大切な理由の3つめは、Webライターとして文章を書いていく自信につながることです。

仕事が長期的に継続し、クライアントからのフィードバックの量が減っていくと、自分の成長を感じられます。

そうすると、今後も記事を書いていくことに自信が持てるようになり、仕事へのモチベーションにつながります。

実際、単発の仕事や継続の必要を感じないWebライターには、たとえ内容に問題があっても、フィードバックはありません。ただ、継続しないだけです。

フィードバックをクライアントの期待の表れと考えれば、指摘されたことを次に活かす意欲が湧いてきます。

Webライター初心者がフィードバックに恐怖を感じる理由

Webライターにフィードバックが重要なのは理解できても、私はずっと恐怖を感じていました。

それはなぜなのかを考えると、以下の理由が見つかりました。

そこで、同じ思いで苦しんでる方に、私なりの解決策も紹介します。

きつい口調で修正される

Webライター初心者のフィードバックへの恐怖心は、きつい口調で修正がくる体験を繰り返すことで培われます。

きつい口調と感じる基準は、良質なクライアントであっても修正指示との相性や、受け取るWebライターのメンタルによって違います。中には、事務的な文体を「きつい」と感じる人もいるでしょう。

しかし、この恐怖心は受け取り方で克服できます

そもそもクライアントがフィードバックをするのは、そのWebライターに期待しているからです。

修正指示の口調が多少きつくても「その人の個性」「文章や人格への否定ではない」と捉え、修正指示の内容に注視するようにしましょう。

私が否定されているわけではない!と考えます

でも、こんな当たり前なことができなくなるんですよね……

それでも辛いと感じる場合は、そのクライアントとは縁がなかったとして、距離を取ることも検討しましょう。

何度も繰り返しFBがくる

私が恐怖心を感じるもうひとつの理由に、ひとつの記事に何度も繰り返しFBがくる、というのがありました。

当時はどう修正したら正解かを理解できず、クライアントの思うような修正ができていませんでした。

しかし、この状況は私が的確に修正できないと終わりません。私は必死にメモを取り修正を繰り返すことで、なんとか完結させていました。

ただ今思うと、クライアントからの修正指示が明確でなかったことにも問題があったように思います。

そんなときも、真摯に修正指示に向き合って対応するしかありません。

そこで、修正指示の意図がわからないときは、早めにクライアントに聞いてしまいましょう

それでもきちんと対応してくれなかったり、苦痛を感じたりするなら、距離を取ることをおすすめします。

できない自分を責める

私のフィードバック恐怖症の根底には、できない自分を責める、という心理が働いていたように思います。

Webライターとしての自信がなく、自分のダメな面ばかりに意識が向いていました。

これは性格の問題でもあるので、沼にハマりやすいです

しかし、私は他のクライアントからの感謝の言葉だったり、他の案件でていねいな口調のフィードバックをもらったりしたことで、克服できました。評価されている実感を持てたからです。

私というWebライターの価値は、ひとりのクライアントからの評価で決まるものではないと、客観視できたのが転機でした。

現在、フィードバックで辛さを感じているなら、同程度かそれ以上の報酬がもらえる案件に応募し記事を書くことをおすすめします。

さまざまな案件にトライすることで、自分と相性の良いクライアントとの出会いがあるかもしれません。

私が指摘されたフィードバックの実例

ここからは、私が過去・現在に指摘されたフィードバックの実例を紹介します。

これらを紹介するのは、現役Webライターがもらうフィードバックをイメージしてもらうためです。

現在フィードバックが辛いと感じる方にとって、修正の数を減らすヒントになれば幸いです。

私が普段やっている校正チェックの方法は別の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

構成へのフィードバック

見出しの書き方に注意する

SEOを重視する場合、見出しの書き方に注意する必要があります。ただし、クライアントによって考え方が異なり、指摘されない場合もあります。

ここで紹介するのは、最も指摘が多かったクライアントのものです。

  • 大見出し(h2):かならずキーワード入れる
  • 中見出し(h3):読んだだけで内容がわかる言葉を入れる
  • 小見出し(h4):バリエーションを持たせる

クライアントによっては、大見出し以外は特に指示がないこともありました。

見出しの書き方は掲載するメディアによって、一言で言い切るタイプや、説明を入れるタイプなどさまざまです。

そのため、クライアントの指示やメディアの方針を確認してください。

見出しに統一感を持たせる

見出しの書き方に統一感を持たせることは、連動する目次の見た目も良く、悩みの解決方法を探す読者に親切です。

例えば、以下はよく見かける共通語を使う方法です。

説明する言葉+共通の名詞
募集が多いジャンル
報酬金額が高いジャンル
経験が活かせるジャンル
勉強したいジャンル
〜がある
最低限のライティングスキルがある
リサーチ力がある
コミュニケーション力がある

この方法は、文章の内容に応じて使うもので、すべてに適用する必要はありません。

クライアントによっては、このような紋切り型を嫌う場合もあるため、注意してください。

サジェストキーワードを含める

企業サイトのクライアントから、見出しや本文にサジェストキーワードを必ず含めることを指示された経験があります。

しかし、サジェストキーワードを含めることで文章が読みにくくなったり、内容にズレが生じたりする場合もあります。

このような指示がある場合は、事前にクライアントにどう判断すべきかを聞いておくことをおすすめします。

違和感があっても必ず入れるよう指示されたら、文章を捻り出すほかありませんが……。

私の場合は「必ず」だったので、捻り出してました

リード文へのフィードバック

読者の共感と得を提示する

リード文は、読者が記事を読み進めるかを判断する重要な部分です。

クライアントからもフォーマットをもらってアレンジしながら書くように指示されたこともあります。

そこで何度も、読者の共感と得になることを入れるよう念押しされました。

最も基本的なフォーマットは以下の通りです。

「◯◯◯◯」という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事ではそんな「◯◯◯◯」というお悩みを、△△(メディア名)の観点から解決します。

このように、リード文では読者の悩みとそれをどう解決するか、明確に書くようにしています。

読者の悩みを入れる

上記のようなフォーマットだけで使い回そうとすると「アレンジしてください」と注意されます。

そこで「◯◯◯◯」という悩みにあたる言葉を使わず、キーワードの内容を説明する文章にしたところ、クライアントから「必ず読者の悩みを入れるように」と指示されました。

「悩み」の言葉は、記事を誰に読んでもらいたいかを明確にできます。

文章力の乏しい私は、上記とは違う書き方のバリエーションを捻り出すことに……。

本文へのフィードバック

見出し後の本文冒頭に注意する

SEOの観点から、見出し後の本文冒頭に注意するよう、これまで数人のクライアントから指示を受けました。

  • 見出し後の本文冒頭にはなるべくメインキーワードを入れる
  • ただし、ワンパターンの書き出しはダメ

クライアントによってはキーワード出現率の指定があり、冒頭文に違和感なくキーワードを入れるのに苦労しました。

見出しと本文内容・結論を一致させる

読者の期待に応えるためには、見出しと本文内容・結論を一致させるように書くことも重要です。

見出しを読んだ後、本文の内容と合わないと「知りたいことが書かれていない」と離脱されてしまいます。

例えば、見出しで「Aがおすすめです」とあり、本文で「Aは〜のため、おすすめです」で締める文章にするのが親切です。

文末で「また、Bもあります」と書いてしまうと、読者が混乱してしまいます。

私は調べた情報を全部書こうとしてしまい「関連する情報を付け足す表現はしないように」とクライアントからよく指示を受けました。

結論や答えを明確に提示する

企業メディアの場合、その業種の専門家として記事を書くため、結論や答えを明確に提示することが求められます。

そのため「読者がどうすればいいかわかるように、提案や結論は言い切りたい」と指示を受けました。

そのクライアントからは「◯◯してみてはいかがでしょうか」は曖昧表現でNGといわれました。

この指示についてはメディアやクライアントによるため、私は使い分けています。

1文の長さに注意する

読者にとって読みやすい文章にするためには、1文の長さに注意する必要があります。

Web上の記事で読みやすい1文の長さは、以前さまざまなメディアで調べたところによると40〜80文字といわれています。

クライアントからの具体的な目安としては、75文字以内と指定されました。

私自身も、あれもこれもと文章をつなげてしまわないよう気をつけています。

文と文の間に接続表現を入れる

なめらかな文章にするために、文と文の間に接続表現を入れるのは効果的です。

文章がブツブツと切れないで読みやすい文章には、接続表現が適切に使われています。

しかし、Web記事の場合は入れすぎも注意されるため、バランスを考えて入れることをおすすめします。

以前、私は2人のクライアントから以下の指示をもらい、戸惑ったことがあります。

  1. 「そのため」「これら」は稚拙な表現なので、なるべく使用を控える
  2. 「そして」「そのため」「その結果」「また」「なお」「ただし」など、各種接続表現を意識的に使う

稚拙??そうなのかな〜??

人によって捉え方って違いますね

仕方がないので「そのため」を控えめに使うようにしていました。

同じ接続表現を近い場所で使わないようにすることも心がけています。

メリット・デメリットの書き方に注意する

「メリット・デメリット」は、記事でよく使われる表現です。

その書き方で、以下のようなフィードバックを受けました。

  • メリット、デメリットは細かい例を挙げるのではなく総括した内容で書き、そのあと細かい内容を書いてください。それに加えてデメリットの解決法を簡単に書いてください。
  • デメリットは「確かにデメリットはあるが、工夫すればメリットの方が多くなる」という論調で書いてください。

確かに細かい例をあげすぎると「そんなの知ってる」と思われることも多いため、冗長表現にならないよう注意しています。

しかし、情報が少ないキーワードの場合、文字数の関係上細かいことも書きたくなることも……。

どうしても情報がない場合は、クライアントに相談しましょう。

ネガティブ要素に注意する

ネガティブ要素の言い切りは、悪いものと捉えられる可能性が高くなるので使わないようにします。

内容によって「〜にはなりません」「〜しません」を使う必要がある場合は、パラグラフの最後に入れるようにして、否定的な印象を回避します。

主述のねじれに注意する

文章中で注意していないと起きてしまう、主述のねじれ(乱れともいいます)。

私もよく指摘されていました。主述のねじれとは、主語に対して述語が対応した形になっていないことです。修飾語を抜いて読んでみると確認できます。

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※このように属性を問う主語の場合、述語は名詞で受けるのが適切です。

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※主語が生物でない場合は、述語は受動態にします。

このように、文章中に主述のねじれがあると読者に違和感や稚拙さを感じさせてしまいます。

おすすめは、校正チェックで音読することです。私の場合、声に出してみると違和感に敏感になりました。

助詞の重複・併用に注意する

文章中の「〇〇とで」「〇〇にと」に対して「助詞の重複はしないように」と指摘されたことがあります。

前者は「〇〇と〇〇とで」など比較の強調で使う場合はOKですが、単独では使わない言葉だったようで……。

また、同一文の中で「〇〇は」を併用する際は注意するように指示されました。

「〇〇は」の主語に対する述語が明確に対応して入れば問題ありませんが、長文になるとわかりづらくなります。

そのため、私は1文中に「〇〇は」が1つになるよう、1文を短くするようにしています。

Webライター初心者はフィードバックを怖がらないで

上述のように、クライアントからのフィードバックは実践的で、私の欠点をわかりやすく指摘してくれました。

フィードバックに対して誠実に向き合い改善し続ければ、Webライター初心者から早く抜け出せます。

その先には、納得のいく報酬額を稼げる自分の姿が見えてきます。

たとえ大量のフィードバックがあっても、チャンスと捉えて成長していきましょう!

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