
こんにちは!
Webライターのろこひたです
Webライターの仕事は、Web上のコンテンツにかかわる文章を書くことです。

私、Webライターやってるんです
という人がいても、あなたがイメージするような記事を書いているとは限りません。
Webライターが書く記事って多種多様なので、その中から自分で選ぶことになります。
そこでこの記事では、Webライターが書く記事の種類やジャンルについて紹介していきます。
私はWebライターを始めて1年半になりますが、これまでさまざまなジャンルに応募し、執筆してきました。
そんな私の経験をふまえて、Webライター初心者におすすめのジャンルも紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
Webライターが書く記事とは?

Web上で発信されるさまざまなコンテンツには、多くのWebライターが関わっています。
ここでは、Webライターの書く記事の種類をご紹介します。
企業サイト記事
クラウドソーシングなどで募集される記事の中で、最も多いのが企業サイトに掲載されるSEO記事です。
たとえば、おすすめのドラマを調べたいと思って「海外ドラマ おすすめ」と検索すると、Web上でたくさんの記事が表示されます。
検索画面の1ページ目の多くが、企業サイトのSEO記事です。
SEOとは、特定のキーワード検索で上位表示するための対策のことです。
Web上で掲載される記事は、上位表示することで多くの人に読まれるため、WebライターはSEOの知識が求められます。
そのため、SEOを体得したWebライターは高く評価されます。
個人ブログ記事
クラウドソーシングで募集される記事で次に多いのは、個人ブログに書かれる記事です。
個人ブログを運営する「アフィリエイター」は、ブログ上に商品やサービスを掲載し、その広告収入を得ています。
アフィリエイターは自分のブログに多くの記事を掲載するため、Webライターに依頼するのです。
ブログ運営者が商品やサービスに関連したテーマと構成案を用意することも多く、Webライター初心者でも書きやすい案件です。
インタビュー・取材記事
Webライターの中でも高額案件の多いのが、インタビューや取材記事です。
インタビューや取材を請け負うWebライターは、取材相手から直接またはオンライン上で話を引き出し、さらにその内容を記事にしていきます。
そのため、質問力や観察力などのコミュニケーション能力と、インタビューの企画や構成の作成など、多くの能力が求められます。
セールスレター・レビュー記事
セールスレターやレビュー記事は、商品やサービスの購入を促すための記事です。
SEO記事のような書き出しでも、具体的に商品名を出したり、購入による効果を書いたりしています。
クラウドソーシングで、Webライターが化粧品やサプリなどを実際に使って書くレビュー記事も多く募集されており、読者の購買意識を高めるスキルが求められます。
動画シナリオ
動画シナリオとは、YouTubeや企業のサイトなどに載せる動画のシナリオを書く仕事です。
クラウドソーシングにもYouTubeのシナリオの募集は多く、初心者でも応募可の案件も多数あります。
シナリオ系は動画だけでなく、マンガや小説風のシナリオ募集もあります。
これらは、自分の書いたシナリオが別のコンテンツに生まれ変わる面白さがあるでしょう。
ただし、再生回数などの読者の評価が得られないと継続が難しく、単発で終わる可能性があります。
企業ホームページ
クラウドソーシングの募集には、企業ホームページに載せる商品紹介や企業理念などのコピーを書く仕事もあります。
Web制作会社から依頼されるもので、比較的小さい会社のホームページをリニューアルする際に変更する際に募集がかかります。
記事とは違って、簡潔な文章で企業イメージを表すことが求められます。
Web制作会社に気に入られれば、案件が継続することもありますが、単発案件が多いようです。
ネーミング
ネーミングの仕事は、店舗名や商品・サービス名などを考えて提案するものです。
クラウドソーシングでの募集には、数十件から数百件の応募を勝ち抜く必要があり、ハードルは高いですが、1件あたりの報酬の高さが魅力です。
ひとつの案件に数十個の提案をするWebライターも多く、豊富にアイデアを生み出すスキルが必要です。
「ネーミングを考えるのが好き」という人なら、他の案件と並行してチャレンジしてみましょう。
Webライターが稼ぎやすいジャンル

Webライターが稼ぎやすいジャンルは6つあります。
- 金融・投資
- 医療・健康
- IT・プログラミング
- 美容
- 住宅・不動産
- 転職
どれも文字単価が高く、1.5〜3円程度で募集されています。
専門的な知識を持つWebライターの場合、文字単価が5〜10円になることもあります。
金融・投資
金融・投資ジャンルは、銀行・証券会社・保険会社・企業の経理を担当した経験や、ファイナンシャプランナーの資格を持っている人が重宝されるジャンルです。
文字単価の高い案件では、お金に関する論理的で専門性のある記事を求められます。
金融機関で働いた経験があるならば、挑戦しやすいジャンルです。
資格などがなくても、貯蓄や節約術などの案件であれば、初心者でも挑戦できそうですね。
医療・健康
医療・健康ジャンルは、医師や看護師、薬剤師などの資格や、医療事務経験者であれば高単価を得られやすい分野です。
ただし、かなり専門的な知識を求められるため、未経験や無資格の人にはハードルが高く、おすすめしません。
IT・プログラミング
IT系は、クラウドソーシングでも需要の高いジャンルです。
アプリ開発やAI・IoT知識、ガジェットに詳しい人は高単価で受注できます。
他にもプログラミング言語などの知識やIT業界で働いた経験は、書ける人材が少ないため、高く評価されます。
そのため、スキルがあれば、Webライター初心者でも受注しやすい分野です。
美容
美容ジャンルは案件数が豊富で、初心者でも応募しやすいジャンルです。
化粧品だけでなく、脱毛・エステや美容医療、健康食品などのレビュー記事も多く募集されています。
ただし、美容や健康ジャンルは、表現方法に厳しい制約があります。
医薬品などの有効性や安全性に関する知識が必要な「薬機法」や、誇大表示を規制する「景品表示法」を理解しておく必要があります。
そのため、薬機法管理者(コスメ薬機法管理者)の資格を持っていると、高く評価されて文字単価もかなり上がります。
また、美容ライターを目指すなら、日本化粧品検定(コスメ検定)も取得するとかなり有利です。
住宅・不動産
住宅・不動産ジャンルは、不動産会社や住宅建築会社などの経験者や宅地建物取引士などの資格を持つ人に有利なジャンルです。
住宅の購入やリフォームなどだけでなく、不動産投資や不動産相続などの法律的な知識もあると、案件の幅が広がります。
ただし、自宅購入の経験やインテリアコーディネートの知識があれば、初心者でも参入することは可能です。
転職・副職
転職・副職ジャンルも需要が高く、クラウドソーシングで数多く募集されています。
転職経験者や転職エージェント会社、人事部経験者なら、すぐに受注できるでしょう。
キャリアコンサルタントの資格を持っている人は、転職ライターとして高い報酬を得ることも可能です。
また、エンジニアなど専門性の高い分野の転職に関する記事は需要が高いため、専門分野への転職など過去の経験を活かせる人は初心者でも受注しやすいジャンルです。
Webライター初心者におすすめのジャンル7選

私がクラウドソーシングで応募できる案件を探していたときに、初心者でも応募できそうだと感じたジャンルをまとめてみました。
- 株式投資・仮想通貨・FX
- ITツール・ガジェット
- 出会い系・マッチングアプリ
- 旅行・観光
- 占いサービス
- 宅食サービス
これらは応募数も多く、文字単価1円以上で募集がされており、しっかり取り組めば稼げるジャンルです。

自分のお金で試すにしても、少額からできるのもポイント!
Webライター初心者でも、趣味でもともとやっていたり興味があったりすれば、提案文でアピールしやすいでしょう。
私の印象ですが、次々と募集されるジャンルなので何度もチャレンジしやすく、未経験者でも受注しやすいと思います。
Webライター初心者だった私の経験ジャンル
以下の項目は、私がWebライター1年目に応募したジャンルです。
- 美容(コスメ・育毛・白髪予防など)
- ペット(豆知識・ドッグトレーナー)
- 占い(電話占い・パワーストーン)
- 転職(広告業界・エージェント紹介・営業職・仕事の悩み)
- 日本文化(歴史・美術)
- トレンド(ニュース・暗号資産・地震予知・過去の刑事事件など)
- 法律(離婚問題・消費者トラブルなど)
- 住宅・不動産(注文住宅・リノベーション・外構・不動産投資・助成金など)
- インテリア(家具メーカー・コーディネート)
- 福祉(介護・吃音)
- グルメ(ジビエ)
- 観光(インバウンド向け)
- 子育て
- 買い取り・処分
この中で継続しているジャンルは、住宅・不動産とインテリア、転職、消費者トラブルです。
これらは、私の経験や興味がマッチングしたジャンルで、Webライターを始めて2カ月目頃に受注できました。
最も実生活とかけ離れていて、知らない世界をのぞいて面白かったのは「パワーストーン」です。
チベットで使われている特殊なもので、私が見たことのない数珠を紹介するメディアでした。

知らない世界に触れるのも、Webライターの楽しさのひとつです!
Webライター初心者が書くジャンルを選ぶポイント

Webライターを始めたばかりで、手当たり次第に応募しても受注できない場合は、ジャンル選びを見直してみましょう。
長く書くモチベーションを保つためには、書くことにストレスを感じないジャンルがベストです。
ここでは私が応募の際に心がけていた、ジャンル選びのポイントを紹介します。
募集が多いジャンル
自分が書けそうなジャンルがあまりにもマニアックすぎると、なかなか募集が見つからず、受注ができません。
マニアックなジャンルも探しつつ、募集が多いジャンルの中で書けそうなものを探しましょう。
たとえば、転職や恋愛など、誰もが経験し、成功体験だけでなく失敗経験もネタになるジャンルなら、クラウドソーシングの提案文でアピールできます。
もしくは、マニアックなジャンルを大きな枠でとらえ、知らない人向けに紹介する記事があれば応募してみるなど、間口を広げて募集の多いものを探してみましょう。
報酬金額が高いジャンル
努力すれば報酬金額が上がるジャンルを選ぶと、実績を積み上げるモチベーションにつながります。
どんなに一生懸命記事を書き続けても、1円以下の報酬額しかもらえないジャンルは、長く続けられません。

一生懸命書いてもこれっぽっち……が続くのは本当につらいです
書く経験を重ねて自信がついてきたら、文字単価の高いジャンルに絞っていくと、まとまった金額を稼ぎやすくなります。
経験が活かせるジャンル
経験が活かせるジャンルがあれば、クラウドソーシングの提案文にアピールが書きやすくなります。
私の場合は、3度の転職経験、仕事をしていた業界・業種、自宅のリノベーション、子育て経験などを提案文に書いてきました。
他にも、仕事で関わっていたクライアントの業界、友人が教えてくれた美容や占いなど、少し知識があったジャンルは「経験あり」ととらえて応募しました。
実際に書く記事は、自分の経験を100%書くことは少なく、ほとんどは依頼されるテーマをリサーチして書いていきます。そのため、私は「入り口に立った経験」があるならOKと解釈して応募していました。
私と同じようにとらえれば、これまでのあらゆる経験を活かして応募数を増やせますよ。
勉強したいジャンル
Webライターは特定のジャンルの知識を増やしていくと、仕事を継続しやすくなります。
また、知っていることの多い分野はリサーチする時間を短縮できるため、書くスピードが上がります。
そのためには、そのジャンルを勉強し続けるモチベーションが必要です。
興味のある分野や自分の生活に役立つジャンルならば、ストレスなく知識を吸収しやすいでしょう。

私の場合は、住宅・不動産、インテリアがそれです
私は子どもの頃から、間取り図を見ながらインテリアの配置を想像するのが好きでした。
大人になってからはインテリア雑誌を読みあさり、インテリアコーディネーターの資格の勉強をして挫折しました。
そんな苦い経験も、今の仕事につながっています。
Webライター初心者は自分の得意ジャンルで数をこなそう
Webライターを始めたばかりの頃は、自分の得意なジャンルを探して取り組むことをおすすめします。
Webライターを続けてみて思うのは、稼げるからという理由だけで、興味もないジャンルを書いても続かないということです。
確かに、稼げるジャンルに特化し、資格を取ると高額案件を受注しやすいと思います。
しかし、それよりも自分の得意ジャンルや興味のあるジャンルを選ぶことを優先した方が、つらい時期も乗り越えやすくなります。
そして、そのジャンルを書き続けられれば、資格を取る必要性を感じたり、継続できるクライアントと出会えたりする可能性があるでしょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめの教材を詳しく解説しています。ぜひご覧ください!