
Webライター初心者でも継続案件は受注できるの?
どうやったら継続案件は受注できるの?
Webライターである程度の収入を得るためには、継続案件の獲得が必要です。
毎日クラウドソーシングで応募して、テストライティングを受けて、合格して……と案件を獲得していくのは、初めのうちは仕方ないですが、ずっと続けていくのはつらいですし、収入も安定しません。
この記事では、Webライター初心者が継続案件を受注するためにすること、クライアントとの縁をつなぎ続けるためにできることを解説していきます。
この記事でわかる事は以下の通り。
- Webライター初心者が継続案件を受注するためにすべきことがわかる
- 受注した継続案件を維持する方法がわかる
私はWebライターを始めて3カ月頃から、ほとんど継続案件だけで収入を得られています。
これまでご縁があったクライアントとは、丁寧にお付き合いしてきたつもりです。
そのおかげか、毎月依頼してくれるクライアントからは仕事の本数がどんどん増え、隔月のクライアントからはしょっちゅうヘルプの要望もいただきます。
私は専門的な資格もなく、ライティング力もSEOもまだまだ勉強中。それでも人間同士の関係性をおろそかにしないできたおかげで、依頼を継続できています。
そんな私の体験から、Webライター初心者でも意識すればできることを解説していきます。
Webライター初心者が継続案件を受注するためにすること

Webライターの仕事はオンラインで完結する仕事で、クライアントと直接話すことはほとんどありません。そのため、コミュニケーションが苦手な人も始めやすい在宅ワークです。
しかし、結局は人間同士での仕事であって、やりとりする文面から人柄が見えるものです。
どんなWebライターでも、きちんと仕事をする姿勢を評価されなければ、継続案件を受注していけません。
Webライター初心者は、クライアントとの信頼関係を築くことも意識していきましょう。
継続案件に応募する
クラウドソーシングにある、「継続案件」と書かれた応募案件に集中して応募しましょう。
そのためには、まず自分の執筆スピードを知る必要があります。
例えば3,000文字の記事をどのくらいで書けるのか、校正する時間はどのくらいかかるのかを測ってみましょう。
構成案を提出する案件の場合は、構成を作るスピードも知っておく必要があります。
それをふまえた上で、月10本を引き受けられるかなどを判断し、継続案件に応募しましょう。
決められた納期を必ず守る
クライアントから指定された納期を守ることは、必須事項です。
継続案件を獲得するメリットは、計画的にスケジュールが立てられるところでもあります。
家族の行事などを考慮しながら予定が組めるため、仕事を進めやすいのがうれしいポイントです。
さらに納期間際以外であれば、子どもの急な発熱や、自分の体調不良など突発的なトラブルで仕事ができないことをカバーしやすいでしょう。
納期を守るためには、仕事を計画的に進めることが大切です。
できれば早めに執筆できれば、たとえトラブルがあっても、余裕を持って仕事ができますよ。
連絡をマメにとる
クライアントとの連絡は、とにかくマメにすることが重要です。
私がクライアントの立場なら、早く連絡してくれる人と仕事をしたいと思うからです。別に文面は短くてもいいのです。
私の場合、忘れっぽいので、連絡に気がついたらすぐに返信するようにしています。平日はどんなに忙しくても、3時間以内には返信するように心がけています。

後でやろうと思うと、すぐ忘れちゃうんですよね〜
メモとか貼っても、貼ってることすら忘れちゃう
平日の18時以降の連絡については、20時頃までは「明日しっかり確認して、再度ご連絡します。」と短く対応します。
土日祝日の場合は、内容が急ぎのものでない限り、12時間以内に返信するようにしています。
テキストコミュニケーションに気をつかう
Webライターとクライアントは、ほとんどの場合チャットやメールなどで連絡を取り合うため、テキストコミュニケーションに気を使いましょう。
クライアントもこちらの人柄を知る手がかりがなく、誤解を生みやすいからです。
テキストだけでのやり取りで、相手の言葉がそっけなく感じたり、すれ違いが起きていると感じたりしたことはありませんか?
クライアントにそのような印象を与えてしまうと、信頼関係が作れないため、仕事を継続できません。
ただし、クライアントとは仕事関係での付き合いのため、感情的な言葉を使うのはNGです。
必要なのは、常にていねいで誠意を感じさせるコミュニケーション力です。そしてクライアントに信頼してもらうことを目指しましょう。

フランク過ぎてもダメだし、かたすぎてもダメ。
相手を見ながら丁度いい距離感が大切です
指示通りの記事を書く
Webライター初心者は、クライアントからの指示を細かく守り、その内容にそった記事を書きましょう。
当たり前のことに感じますが、実は指示が守れていない場合が多いと感じます。
私はクライアントからの依頼で記事を校正することがありますが、レギュレーションが守られていない記事をよく見かけます。
レギュレーション(指示書)はサラッと読んではいるものの、指示をひとつずつ見直したり、チェックしたりはしていないからだと考えられます。
まずはレギュレーションをよく読み、執筆後に必ずしっかりと見直すことで、クライアントが求める最低限の指示を守りましょう。
修正依頼にはすぐに対応する
記事の納品後にあるフィードバック(修正指示)には、できるだけ早く対応しましょう。
フィードバックはWebライターにとって、書いた記事を否定されたような印象を持ってしまうこともあります。修正内容が多いと自分の力不足に愕然としたり、指示内容に納得がいかなかったり……。
そんな時こそ、ステップアップの機会ととらえて、誠意を持って対応しましょう。
早く対応することで、ライティング力の評価とは別に、クライアントに良い印象を与えられるかもしれません。
Webライターが受注した継続案件を維持する方法

なんとか継続案件を受注できたとしても、そのクライアントと長くお付き合いできるかどうかは、納品した記事と対応の印象によって決まります。
ここでは、受注した継続案件を継続していくための方法を解説します。
納期より早く提出する
クライアントから指定された納期よりも、早く提出する習慣をつけましょう。
クライアントに「このライターは書くスピードが早い」と評価されると、納期を必ず守るライターとして、安心感や信頼感を与えられるからです。
さらにクライアントが記事をチェックしたり、サイトにアップしたりする時間に余裕ができるため、長く仕事をしたいと思ってもらいやすいでしょう。
早く提出することは、Webライター側にもメリットがあります。
常に早く納品していると信頼関係ができるため、トラブルによって納期を遅らせたい相談にも、快く応じてもらえる可能性が高くなります。
慣れるまでは少し無理するかもしれませんが、納期より早く提出することを心がけましょう。
クライアントの意図を理解する
クライアントからの指示から、意図を理解できるWebライターは評価されます。
なぜなら、クライアントは自分が指定したキーワードやテーマをしっかり折り込んだ記事を求めているからです。
指定されたキーワードやテーマは、ユーザーの満足度を上げ、最終的には購買などの目的を達成するために選ばれたものです。
そのため、意図からズレた記事では意味がありません。
まずは、どうしてそのキーワードなのか、そのテーマを選んだのかを想像してみましょう。
サジェストキーワードや関連キーワードなども調べてみると、ヒントになるかもしれません。
どうしてもクライアントの意図がわからない場合は、クライアントに聞いてみましょう。ズレた記事ができあがることはクライアントも望まないため、対応してくれますよ。
クライアントの手間を減らす
長く付き合いたいWebライターとして信頼されるためには、クライアントの手間を減らすことも重要です。
クライアントは他のライターとのやりとりや、記事のチェック、サイトアップの依頼など、多くの仕事を抱えている場合が多く、フィードバックの少ないWebライターを求めているからです。
質問はまとめてする、誤字脱字チェックを必ずするなど、クライアントの時間を無駄に取らない行動をしましょう。
質問するときも、文面は箇条書きにしたり、ひと目でわかりやすい内容にしたりすると印象がよくなるでしょう。
指定文字数よりも少し多めに書く
指示された文字数よりも、10%程度多く書くことを心がけましょう。
多すぎても他の記事とのバランスが悪く困りますし、ギリギリの文字数だと無理やり書き足したような余裕のなさが感じられて、良い印象ではありません。
受注した条件が3,000文字なら、3,300文字くらいの記事を納品するのがちょうど良いでしょう。依頼されたことよりも、
WordPressの基本操作ができる
Webライターを長く継続していくためには、WordPressの基本操作の知識は必要です。
WebライターがWordPressで記事を書けると、高単価の継続案件に応募できるからです。
クライアントにとってもサイトアップの作業が減るため、WordPressの操作ができるWebライターを求めています。
WordPressの基本操作は感覚的にできるため、それほど難しくありません。自分でブログを立ち上げるなどして、早めに覚えてしまいましょう。
自分のできることをアピールする
クライアントに自分のできることを伝えることも重要です。
構成案の作成、画像選定、校正、リライトなど、執筆以外にも依頼できることがあると、クライアントは他の作業者を探す手間が省けるため、重宝される可能性があります。

もちろん無料ではなく、単価交渉して依頼を受けましょう
Webライターにとっては、新規記事の執筆以外にも同じクライアントから依頼が受けられると、仕事の幅も広がり、収入が安定します。
クライアントにとっては依頼する人数が絞られて、作業効率がよくなります。
このようにお互いにとってメリットがあるため、自分ができることのアピールを徐々にしていきましょう。
Webライターが継続案件を受注し続けるためには

Webライターとして安定した収入を獲得し続けるためには、いつでも継続案件を受注できるだけの能力を身につけることが重要です。
ここでは、Webライター初心者が継続案件を受注し続けるために、意識して身につけておくことを解説します。
ライティング力をつける
Webライターとしては当たり前のことですが、ライティングの勉強を続けることが重要です。
クライアントの意図をくみ取った記事を書くためにも、ライティング力が必要だからです。
継続案件の場合、記事を掲載するサイトのテイストに合わせたライティングが求められます。
ターゲットによって文章を書き分けられるようになれば、クライアントからも重宝されるでしょう。
記事の書き方や勉強方法については別記事でも紹介しているので、ご参照ください。
最低限のSEOを身につける
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、「検索エンジン最適化」のことです。
多くのクライアントは検索順位の上位記事が書けるWebライター、つまりSEOライティングができるWebライターを高く評価します。
ただ、Webライター初心者が受注する文字単価が1円前後の案件では、それほど高いレベルのSEO知識を求められることはありません。
Webライターを始めた当初はこの3つを意識していれば大丈夫です。
- 読者の悩みや知りたい情報をわかりやすく伝える
- 伝える情報に信頼性のある記事を書く
- 他の記事にはないオリジナルの内容にする
SEOの基本を学ぶためにおすすめの書籍を紹介します。電子版もありますが、書籍として手元にある方が見返しやすいですよ。
Webライターを続けながら、少しずつ学んでいきましょう。
ビジネスマナーを守る
Webライターがクライアントとのやりとりで、ビジネスマナーを守ることが重要です。
就職すると、最初に社会人の常識として教えられることをすればいいだけです。
以下の3つは、クライアントとのメールやチャットのやり取りで気をつけたい文句です。
- 文頭に必ず敬称をつける(○○様、○○さん)
- あいさつを入れる(お世話になっております、おはようございます、など)
- 承知しました(「了解」は上司が部下に使う言葉なので使わない)
以前、クラウドワークスで出会ったクライアントから、「フランクな関係がいいから敬称やあいさつはいらない」と言われたことがありました。
でも、そのディレクターはスケジュール管理もあいまい、フィードバックもわかりづらく、ちょっといい加減な人だなと感じました。その後は案件をお断りすることにしました。
これまで良いクライアントだなと感じた人は、テキストコミュニケーションがていねいで、言葉づかいも良識的な人が多い印象です。
私も相手にそう思われるよう、文面に気を使っています。
Webライター初心者は信頼される行動をとろう
良質なクライアントから「このライターさんと継続したい」と思ってもらうためには、相手のことを考え、誠意を持って対応することに尽きます。
オンラインでの関係とはいえ、人間同士は信頼関係でつながっています。
「ちゃんと相手のことを考えられる人」をクライアントは評価しますし、私も長くお付き合いしたいクライアントには同じことを求めています。
ですからWebライター初心者であっても、クライアントから信頼できると評価してもらえれば、継続案件を獲得、維持していくことも可能です。
良質なクライアントと出会うためにも、ていねいな人間関係づくりを意識していきましょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめの教材を詳しく解説しています。ぜひご覧ください!