
Webライターを始めるのにクラウドソーシングに登録した方がいいの?
どのクラウドソーシングに登録すればいいの?
Webライターになるなら、クラウドソーシングに必ず登録しなきゃいけないのかな、という疑問を持つ人もいるでしょう。
私も最初、疑問に思っていました。
結論からいうと、登録した方が仕事を探すことがラクができるため、おすすめです。
この記事でわかる事は以下の通り。
- Webライター初心者がクラウドソーシングに登録するメリット・デメリットがわかる
- 最初に登録すると便利なクラウドソーシングサイトがわかる
私はクラウドソーシングにはじめて登録したとき、いよいよWebライターとして活動が始まる!と実感しました。
その後、怪しいクライアントに出会ったり、戸惑ったりすることもいろいろありました。しかし、クラウドソーシングに登録したからこそ、現在継続しているクライアントと出会えました。
これからWebライターを始める人は、ぜひクラウドソーシングに登録して、自分に合ったクライアントとの出会いを果たして欲しいなと思います。
クラウドソーシングサイトとは

クラウドソーシングサイトとは、外部に仕事を依頼したい企業や個人と、仕事を引き受けたいフリーランスや個人事業主とを、インターネット上でマッチングするサイトのことです。
Webライターに限らず、フリーランスや副業で活動しているWebデザイナーやシステムエンジニアなども、クラウドソーシングサイトで業務委託できる案件を探し、受注しています。
クラウドソーシングサイトのメリット
クラウドソーシングに登録するメリットは3つ考えられます。
初心者向け案件を探しやすい
Webライターを始めたばかりで、実績が何もない人でも受注できる仕事があるため、初心者がすぐに案件を探せます。

ツテのない初心者は、クラウドソーシングが一番案件を探しやすいです
大手のアウトソーシングサイトには「タスク案件」といった、初心者向けの文字数の少ない案件が多数掲載されています。初心者でも始めやすいアンケートや、モニター記事などに応募すれば、比較的簡単に受注できるため、実績づくりに便利です。
得意ジャンルもなく、どんな仕事が向いているか全くわからない状態の初心者の頃は、どこに応募すればいいか迷いますよね。
まずはどんな仕事があるか、検索してみましょう。
オンラインのみで仕事ができる
クラウドソーシングサイトで募集されている仕事は、基本的にオンラインのみで完結できます。
そのため、作業する時間や場所を自由に選択できます。
育児や介護などで働く時間が限られている人にとっても、自分でスケジュール調整ができるため、働く選択肢が広がるでしょう。
直接対応しなくて済む
クラウドソーシングサイトに登録すれば、契約や報酬のやり取りをサイト経由で行います。そのため、クライアントとのトラブルに対処しやすいでしょう。
案件を受注した後、クライアントがサイトに対して仮報酬の支払いを完了させてから作業を開始する仕組みになっているため、支払いがされないなどの理不尽なトラブルを回避できます。
クラウドソーシングサイトを使うことで、フリーランスとして仕事をする不安をある程度なら避けられるため、初心者にとっては嬉しいシステムです。
クラウドソーシングサイトのデメリット

クラウドソーシングには、直接契約にはないデメリットがあります。それを理解した上で、クラウドソーシングサイトを上手に使いましょう。
低単価案件が多い
募集をかけるクライアント側は、作業レベルなどを考慮した単価設定をしているため、クラウドソーシングサイトには低単価案件が多く掲載されます。
クラウドソーシングサイトは初心者が使いやすく、多くの登録者がいることから、競争も激しくなりがちです。その結果、ますます単価設定が低く抑えられてしまいます。

あまりに単価が低すぎるとやる気が持たない……
ただ、実績0の最初だけは割り切るしかなさそうです
ただし中級者になれば、低単価競争から抜け出し、高い単価設定の案件も受注できるように変わってきます。クラウドソーシングサイトで実績を積めば、直接契約を目指すステージに移行していけるでしょう。
システム手数料が高い
クラウドソーシングサイトでは、受け取る報酬から3〜20%のシステム手数料を取られます。
例えば、Webライターとして5,000円の記事を受注しても、あるサイトでは20%の手数料が取られるため、実際の収入は4,000円という計算です。
記事15本だと受注金額は75,000円ですが、受け取れるのは60,000円です。けっこう違いますよね。
ただし、クラウドソーシングサイトに登録するメリットも大きいため、初心者は手数料が高くても、登録することをおすすめします。
悪質なクライアントがいる
大手クラウドソーシングサイトで募集される大量の案件の中には、悪質なクライアントも存在します。
私もクラウドソーシングサイトで出会ったクライアントから、フィードバックで悪口雑言を書かれたり、途中で案件を消滅させられたり、質問に答えてくれなかったりといった経験をしました。
もっと悪い場合は、SNSに誘導され、商品を売りつけられそうになりました。
ただ、今は良識のあるクライアントとしかお付き合いしていません。
オンライン上での付き合いのため、付き合いたくないクライアントとは自分から縁を切れるのもメリットといえるでしょう。
クラウドソーシングサイトの登録を絞るメリット

Webライター初心者の場合、1つだけの登録だと応募できる案件数が少なくなりすぎるため、2つ程度の登録をおすすめします。ただ、それ以上の登録はあまりおすすめしません。
今までクラウドソーシングサイトを登録してみて感じたのは、あまり多くのサイトに登録すると、いろいろ面倒だということです。
クラウドソーシング登録を絞る理由を解説します。
ランクが上がりやすい
登録するクラウドソーシングサイトを絞ると、同じサイト上で評価が積み上がるため、ランクが早く上がりやすくなります。
大手クラウドソーシングサイトでは、依頼者と受注者の両方に評価欄があります。
受注者は良質な評価を積み重ねていくと、「認定ライター」「プラチナライター」などのランクで表示されるため、ますます受注しやすくなるでしょう。
仕事が獲得しやすくなる上位ランクに早く到達するために、登録サイトを絞ることをおすすめします。
収入管理がしやすい
数字に弱い私の場合、クラウドソーシングサイトによって異なる収入管理表示が苦手です。
フリーランスや個人事業主としてある程度の収入を得ると、収入管理の必要に迫られます。
私のように、サイトごとに違う計算式を当てはめながらの管理を、面倒に感じる人もいるでしょう。
できるだけ雑務の手間を省きたいと考えるなら、登録サイトを広げすぎないことをおすすめします。
Webライター初心者が最初に登録したいサイト
Webライターになろう!と決意したら、まずはここで紹介するクラウドソーシングサイトに登録しましょう。これらのサイトには、初心者向けの案件がたくさん見つかるため、応募先に困ることはありません。
案件数が充実しているため、このサイトからの仕事だけで、パート代程度の収入を得られる働き方ができますよ。
クラウドワークス

クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサイトです。ライティングの案件数が多く、初心者案件も充実しています。
「ライティング・記事作成」のカテゴリーを見ると、11万件以上の募集が掲載されていました(2023年1月時点)。
募集されているジャンルも幅広く、中級〜上級者向けの高単価案件もあるため、成長段階にあった案件に応募できます。
私のプロジェクト案件初受注はクラウドワークスの案件で、個人経営店舗のブログ記事を執筆するものでした。
まずは登録して、応募できそうなジャンルや案件を探してみましょう。
ランサーズ

ランサーズは、クラウドワークスの次に案件数の多いサイトで、企業からの依頼も多い印象です。
「ライティング・ネーミング」のカテゴリーを見ると、16万件以上の募集が掲載されていました(2023年1月時点)。
私はランサーズの案件と相性が良かったようで、Webライターを始めて3カ月目で「認定ランサー」になり、受注しやすくなりました。
Webライターを始めたばかりの人は、クラウドワークスと並行して使うことをおすすめします。
シュフティ

シュフティは主婦の方が登録しやすいクラウドソーシングサイトです。1日中がっつり仕事をするというよりは、スキマ時間を使って収入を得たい人に向いています。
在宅Webライターを始めたいけれど、まだ自信もないし……という方は、主婦向けが前提であるシュフティの案件の方が応募しやすいかもしれません。
簡単にできる案件を経験し、初収入を得る喜びを体験してから、クラウドワークスやランサーズに登録してみてもいいと思います。
Webライターに慣れてきたら登録したいサイト
私はクラウドソーシングサイトに複数登録することは、あまりおすすめしません。ただ、相性はあると思います。
相性がいいかは、募集の多いジャンルや、登録しているクライアントの傾向にもよるでしょう。大手クラウドソーシングサイトが、すべての人にとって使いやすいとは限りません。
「最初に登録したいサイト」の案件に違和感があったり、すでにライティングスキルを持っていたりするなら、以下のサイトに登録してみてはいかがでしょうか。
ココナラ

ココナラは自分のスキルを登録して、依頼を待つタイプのクラウドソーシングサイトです。
Webライターとして自分のスキルにある程度自信がついてきたら、ココナラでの依頼に対応できるでしょう。
ココナラのメリットは、自分で報酬額を決められることと、自分から仕事を探さなくていいことです。
依頼してもらうためには、プロフィール欄に書けるような実績が必要です。クラウドワークスやランサーズで実績を積んでから登録すると、スムーズに仕事の依頼を受けられるでしょう。
副業クラウド

副業クラウドは、マーケティングやコンサル、Webデザインなどの案件も取り扱うサイトです。
スカウト機能があり、充実したプロフィールを掲載しておくことで、効率よく仕事を探せるでしょう。
企業案件がほとんどで、Webライターとして、安定した収入を得たい人に向いています。
中〜上級者向けの案件が多いため、ある程度ライティング経験を積んでから登録しましょう。
ライターステーション

ライターステーションは、ライティング専門のクラウドソーシングサイトです。
クライアントとのやりとりをすべて運営側が行い、Webライターはライターステーションの編集部から仕事を依頼されます。Webライターにとって、トラブルの心配が少ないのはうれしいですね。
Webライター初心者に対してもサポートがあったり、システム手数料が無かったりなどのメリットがあります。
Webライターの穴場サイト
以下のサイトは、私がたまたま見つけて登録したサイトです。大手サイトと違って競争率が低いせいか、すぐに仕事をオファーされました。
登録は無料なので、登録してみてもいいかもしれません。
EDILENT

EDILENTは、CROCO株式会社が運営する、編集者・ライター専用のマッチングサイトです。
Sinobiライティングというライティング特化のプラットフォームも運営している会社です。
Sinobiライティングは、執筆した後で採用が判断されるという受注方法なのが不安で、私はEDILENTに登録しました。
大手クラウドソーシングとは違ったタイプの企業の公募があるため、エントリーしてみると意外な出会いがあるかもしれません。
私自身、こちらで引き受けたクライアントから、半年以上継続して仕事をオファーされ続けています。
コンテンツスタジオ
コンテンツスタジオは、株式会社イノーバが運営するライター登録サイトです。
案件数は少ないですが、登録すると定期的にコンテンツライターの募集メールが届きます。
中級者以上向けの案件や、会社が運営するブログライティングの募集が多い印象です。
大手クラウドソーシングサイトよりも競争率が低いため、挑戦してみてもいいでしょう。
Webライター初心者が受注するコツ

プロフィールを充実させる
クラウドソーシングサイトには、自分をアピールするプロフィール欄があります。
たとえ初心者であっても、プロフィール欄をしっかり記入することで、クライアントから安心できるWebライターとして、選考されやすくなります。
プロフィールの書き方について、別記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
1日5件以上応募する
クラウドソーシングに登録したら、最低でも1日5件は応募するようにしましょう。
実績のないWebライターを採用してくれる案件は少ないため、最初は応募数で勝負するのが得策です。
書けるか不安なジャンルであっても、納期が1週間程度あれば、調べながら書くことは可能です。評価を恐れず、挑戦していくことで受注が可能になるでしょう。
応募のコツは、新規募集案件を狙うこと。クライアント側は最初に応募してくれる人に好印象を持つため、受注しやすくなるでしょう。

募集するクライアント側も、応募が集まるか心配しています
早く応募するとすぐに採用され、予定より早く募集終了することも!
小さくても実績をつくる
タスク案件でも、単価が安くても、とにかく小さな実績をつくり、自分のプロフィールや評価欄に受注記録を残しましょう。
私がクライアントの立場ならば「実績0件の人」よりも、「実績3件の人」の方が頼みやすいと考えます。
収入額も大切ですが、最初は実績ありきと思って、数をこなしましょう。
得意なジャンルを見つける
いくつかライティングを経験すると、なんとなく書きやすいジャンルが出てくると思います。
登録当初に考えていた自分の得意ジャンルでなくてもいいのです。
書きやすいと思ったのは、ジャンルではなく、発注してくれたクライアントとの相性もあります。たとえそうでも、書き続けられるのはジャンルとの親和性があるからです。
次はジャンルを絞って応募してみましょう。それでも書きやすいと感じたら、それはあなたの得意ジャンルに育つ可能性があります。
そのジャンルを続けていけば、短時間で執筆できるようになっていきます。
まずは登録して初受注を目指そう
大手クラウドソーシングサイトを使って受注するのが、実績のないWebライター初心者にとって一番ラクで簡単です。
まずは登録して初受注を目指しましょう。大手サイトなら初心者向けの案件数も豊富なので、1日5件以上応募していれば、それほど日数をかけずに初受注できます。
最初は不安でしょうが、3件も納品するころには、仕事を引き受けることに慣れてきます。
在宅で仕事をしたい、Webライターを始めたいと考える人は、ぜひクラウドソーシングサイトに登録してみましょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめの教材を詳しく解説しています。ぜひご覧ください!