
Webライターってぶっちゃけつらい?
安定して月5万円を稼ぐのは無理?
Webライターでネット検索すると、「Webライター つらい」「Webライター ひどい」などのワードを目にします。
「そんなことないよ!」「人によるよ!」「考え方次第だよ!」というのは、確かに大人の意見ではあるかもしれないけれど、検索した人の疑問にな〜んにも答えてません。
私の場合、3カ月目には報酬額が5万円を超えました。
そこでこの記事では、Webライター歴1年間とちょっとの中で感じた、続けるのがつらいと感じた体験や乗り越えたときの考え方などを紹介していきます。
この記事でわかる事は以下の通り。
- Webライターは甘くない世界
- 主婦ライターがつらい時期の乗り越えた体験
私はWebライターを始めたばかりの頃、記事を書きながらも「パートに出た方が良いかな…」と悩んでいました。
しかし、Webライター半年あたりで継続案件をいくつか受注できたことで、突然環境が変わったことを覚えています。
今の私は最初のハードルを乗り越えて「パートに出た方が…」という気持ちはなくなりました。
なんだかんだいって、自宅にいながら無資格でも稼げるWebライターの仕事は、子育て中の私にとって都合がいいんですよね。
自分で時間を調整できるし、小さな子どもと一緒に過ごせる時間を取りやすいから。
ここからは、そんなWebライター歴2年目の私の体験記を紹介します。
Webライターを続けるの無理!と感じるのは

Webライターを始めたばかりの頃に感じるつらさは、ほとんどの人が体験しています。現在活躍している人、高い年収を獲得している人であっても同じです。
ただそこで辞めようと思うか、思わないかが分かれ道となります。
Webライターを始めてみて「もう無理!」と感じるポイントは、私の場合は7つありました。
単価が低すぎて稼げない
Webライターを始めて最初につらいと感じたのは、書いても書いても単価が低すぎて稼げない現実です。
Webライターはまったく実績がないと、当たり前ですが、なかなか高単価の受注はできません。
それでも私はクラウドソーシングに登録した当初から、文章が下手でも、恥をかくことになっても、文字単価1円を死守したい!と思って応募案件を探していました。
おかげで実績なしでも2件受注ができました。しかし、まったく知らないジャンルだったため、リサーチに四苦八苦……。書くスピードも遅く、3日間(私の仕事時間1日6時間です)をかけて、なんとか書き上げました。
時給にすると200円、クラウドソーシングの手数料を引けばもっと低価格です。

文字単価1円を下回ったら、モチベーションがぜったい持たない!
このことから、文字単価1円以下の案件には応募しなくなりました。自分の人生で経験したことを棚卸してジャンルを絞り、少しずつ受注するようになりました。
その後は「評価されるためには受注数も必要」と割り切り、少し無理するかも……という量の仕事を引き受けるようになりました。
テストライティングに受からない
ライティングスキルが不足していると、当然ですが、クライアントから評価されません。

私は今でも企業のテストライティングになかなか受かりません
Webライターの受注の流れは「応募→テストライティング合格→採用」が一般的なので、テストライティングに受からないと、継続して受注することは難しいです。
それでも私が受注してこれたのは、数少ないテストライティング合格から仕事を継続できたこと、1日5〜10件の応募を続けたことが功を奏したのでしょう。
始めた頃は、不合格通知が送られてくるだけの苦しい日々でした。
しかし、2カ月目頃、ある親切なWebディレクターが不合格原稿の校正内容と、ライティングのルールの一端を教えてくれました。
それが私の転機となりました。
Webライティングにはルールがあり、それを知らないと記事の読みやすさが変わることを実感しました。また、校正チェックの方法がわかり、ミスが激変しました。
今でもライティングスキルを上げるべく、勉強し続けています。
今の私が知り得る校正チェック方法は別の記事に書いているので、ぜひご覧ください。
レギュレーションが厳しい
Webライターの仕事では、レギュレーション(またはトンマナ:執筆ルールのこと)が提示されます。
すでに掲載されている他の記事とルールがそろっていないと、サイト内を回遊する読者は違和感をもち、サイトの信憑性を疑いかねません。
ですから記事を書くWebライターは、レギュレーションを守れないと校正回数が増えてしまいます。さらにはクライアントから低評価され、仕事が継続できなくなるでしょう。
しかしクライアントによっては、レギュレーションの項目が多かったり、内容が難しかったりするものもあります。
厳しいレギュレーションを守るために執筆スピードが遅くなり、納品までに四苦八苦して思ったように執筆できなくて悩まされることも。
私が現在、悩んでいるのもコレです。SEOの知識が不足していたり、記事に対する考え方がクライアントと違ったりして、執筆に悪戦苦闘しています。けれども、もう少ししたら慣れてくるでしょう……。
執筆がぜんぜん進まない
Webライターを始めた頃に悩んでいたのは、書く内容は決まっているのに、どう書けばいいかわからないということでした。
そのため執筆が進まず、言葉がぜんぜん出てこないまま、無駄な時間が流れていきました。
これは執筆の型を知らなかったことが原因です。型に沿って文字を書いていけば、文章が書けるようになります。
こちらの記事で文章の型について紹介しています。
依頼を受けすぎてキャパオーバーになる
Webライターを始めて受注案件が増えてくると、執筆スピードが追いつかなくなり、キャパオーバーになりがちです。
これを避けるためには、スケジュール管理が必要です。自分の執筆スピードを調べ、少し余裕を持ってスケジュールを組めると、ほぼ解決できます。
キャパオーバーになると校正チェックが甘くなったり、体調を崩しやすくなったり、マイナス要因になりかねません。本当に倒れてしまうと執筆がストップし、クライアントと家族に迷惑がかかります。
Webライターの仕事に慣れるまでは、納期を守りながらクライアントの信頼を得ることを優先して、あまり仕事を詰め込みすぎないようにしましょう。
しかし、できる限り収入を増やしたいと思うと、キャパオーバーになるかもしれないと分かりつつも、執筆を引き受けてしまいますよね。
これも私が現在抱えている悩みです。すでに来月にはキャパオーバーとなることが見えているのに、指名してくれたことがうれしくて、仕事を引き受けてしまいました。
もちろん迷惑をかけるのは良くないので納期は死守しますが、キャパオーバーの経験は私を次のステージに上げてくれると信じています。
クライアントの指示がキツい
Webライターを始めた頃、クライアントからの修正依頼に、キツい言葉が使われていたことがありました。

やっぱりキツい言葉は傷つきます!
自分のライティングスキル不足のせいでもあるため仕方ないと思いつつ、かなり落ち込みました。
幸い、修正自体はそれほど難しいことを要求されておらず、Webディレクターが丁寧な指示をくれたため、なんとか持ち直して納品を完了しました。
メンタルが弱い私も良くないですが、このクライアントとは二度と仕事をしたくないと思いましたね。
別記事で上質なクライアントと出会った経験と方法を書いているので、よろしければご参照ください。
孤独を感じる
Webライターはひとりで地道にする仕事なので、気がついたら誰とも話していないということも多いでしょう。
在宅ワークでWebライターをしているなら尚更です。クライアントとのやり取りがなければ、テキストコミュニケーションすら取らない日もあり、孤独を感じることもあります。
逆に、わずらわしい外部要因がないため、仕事が効率よくできるともいえます。
しかしこの問題は、Webライターを続けられるかの資質に関わることです。
孤独に執筆を続けるのがつらい場合は、人との関わりが多い取材ライターや、企業に勤めるライターを目指すことも視野に入れるといいかもしれません。
Webライターになってよかったと感じるのは

前章ではつらい!無理!と思った経験を紹介してきました。それでも私がWebライターを続けているのは、Webライターになってよかったことがたくさんあるからです。
私が「Webライターになって、ホントよかった〜」としみじみ感じることを紹介します。
時間が自由に使える
在宅ワークでWebライターをしていると、納期以外の拘束がないため、時間を自由に使えます。極端にいえば、いつ起きて寝てもいい生活が送れます。
理由は「在宅ワークだから」と「フリーランスだから」の2つですが、時間の自由さはそれぞれの立場で変わります。
私は会社員時代の4年間「在宅ワーク」をしていました。
在宅ワークは会社に掛け合って、育休明けから始めました。通勤時間がなくなったこと、仕事の合間に家事ができたことは、産後に体調が戻っていない頃は、とても助かりました。
ただ、会社員時代は「朝礼」「夕礼」「会議」へのリモート参加や、就業時間の管理・報告があったため、それなりに拘束感はありました。

コロナ以前は、会社の人から「在宅ワークは楽してる」と捉えられ、拘束するためのスケジュールを突きつけられました。
今は在宅ワークもだいぶ認知されたから、状況は変わってきてるかな?
そして「フリーランス」のWebライターとなり、時間にほとんど縛られなくなりました。
仕事を始める時間は自分で決められるため、保育園の送迎時間が迫ってきても、子どもを急かして怒る回数が減りました。仕事量を自分で調節できるので、体調の悪いときはスローペースで過ごすなど、体力的にも楽になりました。
Webライターは気軽に始められるため、すぐに「フリーランス」のメリットを享受できますよ。
人間関係の悩みが減る
Webライターとして働き出して、人間関係の悩みがほとんどなくなりました。
私はWebライターを始めた頃は収入を得たくて、理不尽なクライアントでも仕事をもらえるなら我慢しなくては……と思っていたこともあります。
しかし、継続案件を獲得できるようになると、付き合いたくないクライアントとは仕事をしなくなりました。
継続したいクライアントとは信頼関係を構築したいため、丁寧なやりとりを心がけています。そのおかげか、常識的な相談であれば聞いてくれるので、気持ちよく仕事をさせてもらっています。
Webライターである程度収入を得られれば、万が一トラブルが起きて仕事が継続できなくなっても、次の仕事を見つけられるという自信もついてきます。
自分が付き合いたい人を選べるため、人間関係のストレスから解放されますよ。
クライアントから評価される
Webライターになってから、クライアントに評価されている実感を得られるようになりました。
私の場合、会社員時代に比べて直接クライアントとやり取りするため、褒められたり感謝されたりして、承認欲求がかなり満たされました。
すると執筆が楽しくなり、クライアントのために頑張ろうという気持ちが湧いてきます。そのためか、Webライターを辞めたいという気持ちはまったくなくなりました。
もちろん実績を積む必要がありますが、それでもWebライターを続けて良かったと感じる機会が多くなりました。
継続案件の単価があがる
Webライターはライティングスキルで評価される職種のため、自分の努力が収入に直接結び付きます。
初めて継続案件の単価が上がったときは、私は天にも昇る心地がしました。
会社員時代はいくら頑張っても収入はほとんど上がらず、むしろ不景気で下がるかもしれないと、不安の方が大きいくらいでした。
今はフリーランスのため、会社員よりは収入が不安定な環境です。それでも自分の仕事が収入に結びつくのを感じると、執筆のモチベーションが上がります。
もっと良質な文章を書きたい、勉強しなくちゃ!という思考の好循環ができるため、続けてきて良かったと感じます。
つらい時期を乗り越える方法

Webライターを始めたばかりが一番つらいですが、執筆を継続していけば徐々につらさは解決していきます。
そのため、できるだけ早くつらい時期を乗り越えてしまいましょう。
そのために私も実践した対策を、いくつか紹介します。
ライティングスキルを上げる
良質な案件、良質なクライアントと出会うためには、ある一定のライティングスキルを手に入れることが近道です。
ライティングスキルは、書けば書くほど上がっていきます。少しずつでも勉強を続けましょう。
私はWebライター3カ月目で、始めて安心して付き合えるクライアントと出会いました。その頃からストレスが一気に減少しました。
継続案件との出会い方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ポートフォリオを充実させる
良質なクライアントと出会い、収入を上げるためにも、ポートフォリオを充実させましょう。
たとえ安価な案件であっても、請け負った案件は常に丁寧に執筆して、ポートフォリオへの掲載許可をクライアントに打診してください。
良質なWebライターを探しているクライアントは、ポートフォリオを必ずみています。
ポートフォリオにきちんと書けている記事が載っていれば、受注できる回数も増えてくるでしょう。
得意ジャンルを見つける
得意ジャンルを見つけられると、案件を受注しやすくなります。
資格を持っていたり、前職での経験が特殊だったり、趣味をガッツリやっているなら、すぐに得意ジャンルにできます。
しかし、自分にはそんなものない、どうしよう……と思う人は、自分がほんの少しでも経験したことがあったり、悩んだことがあったり、実は興味があったことなどからジャンルを決めて、集中して応募してみましょう。
その道のプロでなくても、執筆回数が増えるとリサーチする機会も多くなり、業界に詳しくなっていきます。すると「そのジャンルを書ける人」とクライアントから評価され、受注機会が増えるでしょう。
すぐに高収入を得たい場合は、高単価ジャンル(美容・金融・保険・投資など)を集中して勉強することで、案件を獲得していく方法もあります。
ブログを書く
つらい時期を乗り越えるために、自身のブログを持って、自由に書くのもおすすめです。
何よりクライアントがいないため、自分の書きたいことを書けるのは、ストレス発散ができます。
さらにWebライターとして受注案件が少ない場合は、ポートフォリオとしても機能しますよ。

執筆の訓練もできるため、一石二鳥ですね
仲間を見つける
ひとりでつらい時期を悩み続けるのは、けっこうしんどいですよね。
SNSで「#Webライター」を検索すれば多くの人とつながり、同じような悩みを抱える人に出会えるでしょう。
また、Webライターのオンラインコミュニティに参加すると、さまざまな意見を聞けるため、つらさが軽減される可能性があります。
他のWebライターとつながることは、直契約の執筆募集を見つけやすくなります。ライティングスキルが上がってきたら、直契約に挑戦してみてはいかがでしょうか。
スキルアップして稼げるWebライターを目指そう
Webライターは手軽に始められるため、楽な仕事と思って始めると、ギャップを感じます。
しかし会社員並みの収入も目指せる仕事ですから、社会人としての苦労は、ある程度覚悟する必要があります。
それでも続けていれば、Webライターになってよかったと感じる機会が多い仕事です。
私の体感では、Webライターを始めてから半年間までが最初のステージでした。それを乗り越えると精神面でも収入面でも安定してきました。
まずはWebライターを半年間、頑張ってみてはいかがでしょうか。
ぜひ私と一緒に、自由に稼げるWebライターを目指しましょう。
【Webライター初心者向け】文章を学ぶための教科書があります
Webライターを始めたら「早く書くスキル」を身につけておくとお得です。
Webライターをはじめたばかりの人の多くは、獲得できる仕事の単価が低くなります。ということは、たくさんの記事を書かないと、まとまった収入を得られません。
さらに、わかりやすい文章を書けると、単価の高い仕事を受注できます。
でも、
- どうやって勉強したらいいかわからない
- 書籍やブログの無料情報を見てもよくわからない
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめの教材を詳しく解説しています。ぜひご覧ください!